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リコー、納品書の業務プロセスをデジタル化する「RICOH Cloud OCR for 納品書+BPOサービス」を提供開始

 株式会社リコーは16日、納品書の処理業務プロセスをデジタル化し、中小企業の生産性を革新するクラウドソリューション「RICOH Cloud OCR for 納品書+BPOサービス」の提供を開始した。

 「RICOH Cloud OCR for 納品書+BPOサービス」は、紙の納品書を文字データ化するクラウド型AI帳票認識OCRソリューション。複合機などのエッジデバイスとさまざまなサービスをクラウド上で連携する、リコーの「EMPOWERING DIGITAL WORKPLACES プラットフォーム」に対応したアプリケーションとして提供する。

 紙の納品書を複合機でスキャンするか、納品書のPDFデータをクラウドにアップロードするだけで、リコー独自の帳票解析技術と画像処理技術を搭載したAI(人工知能)が、納品書に記載された納品日、仕入元企業名、商品コード、商品名、数量、金額などの情報を自動認識し、一括データ化する。

 さらに、人の目による確認作業を行うBPOサービスも提供し、より精度の高い納品書処理を実現する。データ化した情報はCSVファイルに出力することで、仕入管理システムや販売管理システムと連携できる。

 AIを搭載することで、事前の帳票定義設定が不要で自動的に必要情報を抽出できるようになり、導入の手間や費用を抑えられる。また、100枚からの月額(従量)課金を採用しており、中小企業における納品書の処理業務を改善し、人手不足の解消やコストの削減に貢献する。

 サービスの料金(税別)は、「月額100枚コース+BPOサービス」が月額3万円、超過分が1枚あたり300円。「月額200枚コース+BPOサービス」が月額5万円、超過分が1枚あたり250円。「月額500枚コース+BPOサービス」が月額10万円、超過分が1枚あたり200円。

「RICOH Cloud OCR for 納品書+BPOサービス」のシステム概念図