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パナソニックNETSのワークフローシステム「MAJOR FLOW Z」、外部システムとの連携を容易にする新オプションを提供

 パナソニック ネットソリューションズ株式会社(以下、パナソニックNETS)は15日、大企業・中堅企業向けエンタープライズワークフローシステム「MAJOR FLOW Zシリーズ」において、新オプション「PDF申請テンプレート」を販売開始すると発表した。

 MAJOR FLOW Zでは以前から、外部システムと連携してMAJOR FLOW Zで承認を行うための機能を実装していたが、連携先のシステムや内容に合わせ、個別にMAJOR FLOW Zの申請書のフォーマットを作成する必要があり、開発の知識や手間が必要になっていたという。

 これに対してPDF申請テンプレートでは、外部システムの承認をMAJOR FLOW Zで行うための汎用的なテンプレートが用意されており、外部システムに入力した内容を基に生成したPDFファイルと申請に必要な情報(金額など)を、テキストファイルでMAJOR FLOW Zに出力。MAJOR FLOW Z側で自動的に申請書を作成し、その申請書を起票することができる。

 このテンプレートを用いて生成された申請書には、外部システムから出力されたPDFファイルがそのまま表示されるだけではなく、内部情報としてテキストファイルの情報を保持することが可能。それらの情報を基にして条件分岐フローを組むことも可能だ。

 さらに、MAJOR FLOW Zでの承認完了後には「承認完了」というフラグを立てられるので、外部システムがそのフラグを参照し、「承認完了」フラグが立つまでは次処理を不可とする(例えば発注依頼における発注処理など)といったように制限をかけられるため、社内規則にのっとった業務の実現を支援するとしている。

 PDF申請テンプレートのライセンス価格は1企業あたり30万円(税別)、年間保守費用が4万5000円(税別)。なお、対応製品は「MAJOR FLOW Z FORM」と「MAJOR FLOW Z CORE」で、「MAJOR FLOW Z KEIHI」「MAJOR FLOW Z CLOUD」では利用できない。

 パナソニックNETSでは、2019年度末までに50社への導入を見込んでいる。