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Blue Prism、AI機能のマーケットプレイス「Digital Exchange」を発表

エンタープライズRPAと直接連携し自動化への適用を容易に

 Blue Prism株式会社は27日、AI機能を容易に追加できる新たなインテリジェント・オートメーション・マーケットプレイス「Blue Prism Digital Exchange」(以下、Digital Exchange)と、エンタープライズRPAプラットフォームの新リリース「Blue Prism v6.4」を発表した。

 同日に行われた会見では、英国Blue Prism アジア太平洋兼日本担当CTOのダン・ターネス氏が来日し、「Digital Exchange」を提供する背景や特徴、導入メリットなどについて説明した。

英国Blue Prism アジア太平洋兼日本担当CTOのダン・ターネス氏

革新的テクノロジーを検索して利用できるマーケットプレイス

 「Digital Exchange」は、学習済みのAIやコグニティブなど、さまざまな革新的テクノロジーを検索して利用できるマーケットプレイス。信頼できるパートナー企業が提供するAI、機械学習、アナリティクス、光学文字認識(OCR)などのインテリジェントオートメーション機能が集まるエコシステムのポータルサイトとなっており、「Blue Prism v6.4」から直接アクセスし、ダウンロードすることができる。ダウンロードした機能は、ドラッグ&ドロップによって簡単に自動化プロセスに適用可能だ。

「Digital Exchange」の画面イメージ

 英国Blue Prism アジア太平洋兼日本担当CTOのダン・ターネス氏は、「デジタルワーカーが、21世紀型のワークフォースに本格的に参加するためには『6つのスキル』が必要不可欠になると考えている。それは、『視覚認識』、『知識と知見』、『学習』、『問題解決』、『プランニングと優先順位付け』、『コラボレーション』の6つである」と、これからのRPAに求められるスキルを指摘。

 「この6つスキルをRPAに導入するアプローチとしては、ベストオブブリードと単一ベンダーの選択肢がある。しかし、ベストオブブリードは、柔軟性が高い反面、複数ベンダーのツールを導入するため使いやすさが低下してしまう。一方、単一ベンダーの場合は、統合化された製品を利用できるが、不十分な機能が出てくるというデメリットを抱えている。そこで、当社では、ベストオブブリードによる柔軟性を確保しながら、使い勝手の低下を最小限に抑えるアプローチとして、パートナー企業との技術提携をベースにした新たなマーケットプレイス『Digital Exchange』を提供する」と述べた。

デジタルワーカーに求められる「6つのスキル」

 「Digital Exchange」の大きな特徴は、限られた機能だけを提供して複雑な統合を必要とするほかのテクノロジーマーケットプレイスとは異なり、オープンAPIやその他の統合方法でパートナー企業から提供されている構築済みのAIやコグニティブを選び、ミッションクリティカルなプロセスの自動化に適用することができる点だ。

 「Blue Prism v6.4」との直接連携を実現することで、顧客企業は必要なインテリジェントオートメーション機能を、数回のクリックで簡単かつ迅速にダウンロードすることが可能。ダウンロードした機能は、「Skills」ツールバーの「Object Studio」と「Process Studio」からアクセスでき、新規または既存の自動化プロセスにドラッグ&ドロップするだけで、容易に実装することができるという。

「Blue Prism v6.4」での自動化プロセスへの適用イメージ

 また、「Digital Exchange」は、顧客企業が直感的にさまざまなフィルター(スキルカテゴリー、テクノロジー、プロセス、業種など)で検索でき、最適な機能をすぐに取り出せるような設計としている。

 さらに、パートナー、顧客、およびコミュニティ開発者が安全かつセキュアな方法で簡単に機能を提供できるようにすることで、スキルアップしていくデジタルワークフォースを通じて継続的に価値を高めている顧客企業、開発者、パートナー企業の強力なグローバルコミュニティを構築している。

 ターネス氏は、「『Digital Exchange』を活用することで、顧客企業は、デジタルユースケースを拡大するとともに、デジタルバリューを加速させ、デジタルリスクを最小化することができる。また、パートナー企業は、Blue Prismのコミュニティに参加することで、市場の可視性を高め、収益増加につなげることも可能になる」と述べ、「Digital Exchange」は顧客企業とパートナー企業の双方にメリットをもたらすマーケットプレイスであると強調した。

4つの国内向け重点施策を説明

 日本市場での展開については、Blue Prism マネージングディレクター ジャパンの千原寛幸氏が説明。今後の重点施策として、「マーケティング投資」「パートナー企業」「サポート」「カスタマーサクセスチーム」の4つのキーワードを挙げた。

Blue Prism マネージングディレクター ジャパンの千原寛幸氏

 「マーケティング投資では、当社主催の独自イベントを積極的に展開していく。来年には、Blue Prism World Japanの開催が決定している。また、パートナー企業については、日本での引き合いが増加していること対応し、システムインテグレーターを中心にパートナーエコシステムをさらに拡大していく。サポートでは、国内ユーザーからの高い要求に応えるため、日本ローカルのサポートエンジニアを増やしていく」とした。

 「カスタマーサクセスチームは、数百台規模の顧客の成功を支援するチーム。主に海外で展開しているが、日本でもこのチームを増やし、Blue Prismの大規模導入を推進していく」との方針を示した。