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Blue Prism、RPAツールの新バージョン「Blue Prism v6.3」を発表

マルチチーム環境の提供、Google Chromeのネイティブサポートなど

 英Blue Prismは8月29日、RPAツールの新バージョン「Blue Prism v6.3」を発表した。新バージョンでは、セキュアなマルチチーム環境の提供、Google Chromeのネイティブサポート、新しいOutlook Email用VBO(事前定義済みオブジェクト)などの機能を備えている。

 マルチチーム環境は、プロセス、オブジェクト、リソースへのアクセス権とアクセスレベルが異なる複数のチームを作成でき、安全かつスケーラブルな自動化を企業内で実現できる。これにより、企業ユーザーは職務分掌を行い、単一の環境でBlue Prismのデジタルワーカーや複数の事業部門をまたぐプロセスの管理を強化でき、権限に基づいて特定のユーザーのみにプロセスの構築とアクセスを許可することで、コンプライアンスを確保できるとしている。

 また、Google Chromeのネイティブサポートにより、Google Chrome向けに表示や動作が最適化されたウェブページおよびアプリケーションの自動化に対応。Blue Prismアプリケーションモデラーウィザードもアップデートにより、新たにブラウザベースアプリケーション(Chrome)モードを追加し、Chromeの監視やビジネスブジェクト内でのChromeの使用に対応した。

 このほか、Microsoft Outlook Email VBO(事前定義済みオブジェクト)により、Outlookを基盤としたメールプロセスの自動化に対応。メールや添付ファイルの送信、削除、取得、保存など、Outlook内のメールを処理する複数のアクションが用意され、ドラッグアンドドロップなどの簡単な操作で、業務プロセス内の電子メールを自動化できる。