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グレープシティ、ローコード開発ツール「OutSystems」上で表計算機能を提供するコンポーネント

CTCが販売を担当

 グレープシティ株式会社は28日、ポルトガルOutSystemsが開発するローコード開発プラットフォーム「OutSystems」上にて表計算機能を実現するコンポーネント「SpreadJS for OutSystems」を、同日より提供すると発表した。伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)を通じて販売する。価格は120万円(税別)から。

 OutSystemsは、大規模/エンタープライズ向けのWebアプリケーションやモバイルアプリケーションを視覚的に開発できる、ローコード開発プラットフォーム。

 今回発表された「SpreadJS for OutSystems」は、OutSystems上でMicrosoft Excelのような外観や操作性を実現するコンポーネントで、グレープシティのJavaScriptスプレッドシートライブラリ「SpreadJS」の一部の機能が組み込まれており、ソート/フィルタ機能や条件付き書式、450種以上の実用的な表計算関数に対応している。

 また、行や列の折りたたみと展開を可能にするグループ化、Excelファイルの入出力にも対応するなど、Excel互換機能を豊富に搭載。OutSystemsとシームレスに連携し、Excelライクなスプレッドシートを埋め込んだWebアプリケーションを容易に開発できるとした。

 価格は、5開発ライセンスと3配布ライセンスのパッケージで年間120万円(税別)から。

 なおCTCでは、2015年からOutSystemsの日本での取り扱いを開始し、積極的にアジャイル開発やDevOpsに取り組んでいるほか、OutSystemsを活用可能な環境を備えたアジャイル開発専用スペース「アジャイルオフィス」も開設。アプリケーションビジネスの拡充に努めてきた。同社は今後も、アジャイル開発でのサービスやオプションの拡充を図り、顧客企業の業務効率化やデジタルトランスフォーメーション(DX)に貢献するとしている。