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ウイングアークのBIダッシュボード「MotionBoard」、ビジネスチャットへのプッシュ通知が可能に

 ウイングアーク1st株式会社(以下、ウイングアーク)は8日、BIダッシュボード「MotionBoard」を強化し、主要ビジネスチャットへのプッシュ通知を可能にすると発表した。7月5日より、アップデートモジュールの提供を開始する予定。

 MotionBoardは、企業内のデータを多彩な表現で可視化できるBIダッシュボード。専門知識を必要とせず、ノンプログラミングでダッシュボードの作成を行えるほか、豊富なチャート表現、モバイル対応といった特徴を持つ。

 こうしたBIツールでは一般的に、人がシステムを見ることで“気付き”を得て判断する必要があったが、ウイングアークは「ビジネスの変化をつかみ、すぐに行動に起こすためのインフラ」としてビジネスチャットを位置付け、MotionBoardからビジネスチャットへの、リアルタイムでの情報通知手段を提供するという。

 MotionBoardがビジネスチャットにプッシュ通知をするタイミングは、アラートが発生した時(スケジュール/リアルタイム)、ダッシュボードのボタンをクリックした時、地図で設定したエリアに侵入・離脱した時、の3パターン。

 通知する内容は、テキストメッセージ、ダッシュボードのチャート画像、帳票出力オプションで出力したレポート(PDF、Excel、PowerPoint)、URLなどに対応しており、組み合わせによる通知も可能とした。

 ウイングアークでは具体的な利用シーンとして、製造業において稼働状況や故障アラートを瞬時にスマートフォンへプッシュ通知したり、小売業において在庫減少などによる補充や発注タイミングなどの“気付き”をプッシュ通知したり、倉庫業においてトラックが近くに到着したことを荷受担当者のスマートフォンにリアルタイム通知したり、といった例を挙げている。

 なお、対応ビジネスチャットは、アクリートSMS(SMSショートメッセージ配信サービス)、チャットワークLINE WORKS、Salesforce Chatter、Slackで、directにも対応する予定。

 またウイングアークは、5月9日~11日に東京ビッグサイトで開催される「AI・業務自動化展【春】」「IoT/M2M展【春】」のウイングアークブースで、この連携のデモを紹介するとしている。