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伊藤忠、ジーアイクラウド、ウイングアークの3社がGoogle Cloudを基盤とした企業のDX支援で協業

第1弾として、BigQueryとMotionBoardを連携させた企業のデータ分析支援サービスを提供

 伊藤忠商事株式会社、ジーアイクラウド株式会社、ウイングアーク1st株式会社の3社は25日、Google Cloudを基盤とした企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進支援に関して協業すると発表した。その第1弾として今回は、クラウド上に効率的なビッグデータ処理基盤を構築し、データの分析・可視化を行うサービスを開始する。

 このサービスでは、ビッグデータ分析に特化したGoogle Cloudのエンタープライズ向けデータウェアハウス(DWH)サービス「BigQuery」と、複数のデータソースを集約・可視化するウイングアーク1stのBIダッシュボード「MotionBoard」を連携させ、データ分析支援を提供する。

 MotionBoardとBigQueryを接続することで、収集した対象データに対して、アウトプット形式に応じた加工や結合、クレンジングなどを実施する大規模なデータプレパレーションを行うことなく、クエリを発行するだけで必要なデータを取得し、可視化できるようになるとのことで、データ量の多い企業でもリアルタイムの分析を実施できるようになるとしている。

MotionBoardとBigQueryの連携構成図

 なお3社では、サービスの利用例として、多数のECサイトや実店舗などオムニチャネルのデータ分析、Webサイトや購買履歴などから得られる顧客行動や購買プロセスの分析、チェーン店におけるPOSデータや在庫データのリアルタイム分析、全社的なデータ分析基盤の構築などを主な利用例として挙げた。

 ウイングアーク1stでは、同社の顧客ネットワークを活用して同サービスの展開を進めていく考え。また伊藤忠商事は、国内外のネットワークを生かして、同サービスの展開を支援するほか、ジーアイクラウドは、Google Cloud専門インテグレータとして、BigQuery環境や企業の既存システムとの連携等の構築支援を担当するとしている。