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「人事労務 freee」が外部との連携を可能にするAPIを公開、第一弾は勤怠API

 freee株式会社は9日、人事労務のクラウドサービス「人事労務 freee」について、外部との連携を可能にするAPIの公開を開始した。第一弾として、勤怠データに関するAPIを公開している。

 freeeでは、「クラウド会計ソフト freee」内の情報取得やデータ登録が可能な開発者向け「freee API」を2015年2月から公開し、他のクラウドサービスなどと多くのAPI連携を実現しており、「人事労務 freee」についても同様に、一気通貫したシンプルな業務フローを実現することで、業務の自動化・可視化を目指すとしている。

 また、勤怠APIを公開する背景としては、働き方改革に伴って多様な勤怠管理サービスが生まれていることを踏まえ、ユーザーの規模やステージといった個別事情に合わせた最適な選択肢を提供することにあると説明。今回の勤怠APIは、特定サービスとの連携に限定せず誰でも連携が可能なAPIとなり、中小企業向け人事労務ソフト(給与計算ソフト含む)を提供する企業では国内初の取り組みを実現するとしている。

 まずは、特有の勤怠事情があったり、特殊な就業規則を運用しているケースや、カスタマイズのニーズや自社勤怠システムを利用しているケースでの連携を実現することで、勤怠情報をセキュアかつシームレスに「人事労務freee」に連携できる環境を構築。今後は勤怠に留まらず、従業員や給与計算にかかるAPIも順次公開し、他サービスとの連携をさらに進めるとしている。