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NTTテクノクロス、クラウド対応や英語対応などを強化した特権ID管理ツール「iDoperation 2.0」

 NTTテクノクロス株式会社は、特権ID管理ツール「iDoperation」の新版「同 Version 2.0」を2018年1月19日から販売開始すると発表した。

 iDoperationは、ID管理/ワークフロー/アクセス制御/アクセスログ管理/操作ログ管理といった5つの機能で、特権IDの厳格な管理を実現する特権ID管理ツール。

 今回の新版では、パブリッククラウド上のサーバー対応を強化し、Amazon Web Services(AWS)上のLinuxでデフォルトとなっている鍵認証をサポート。これにより、AWS上のLinuxサーバーに対しても、ID管理やアクセス制御が可能になった。

 また、iDoperationのWebコンソールとクライアントツールを、日本語に加えて英語でも画面表示できるようにしたほか、iDoperationの管理対象サーバーやクライアントの動作環境として英語版OSを追加。海外拠点の現地スタッフにも容易に展開できるように改善している。さらに、特権IDのアクセスログ点検において、サーバーのタイムゾーンを考慮した自動点検を行えるようにした。

 このほか、ポリシー管理機能の強化によって管理対象サーバー数を拡大し、3万サーバーに対しても設定を一括して実行できるようにしている。

 操作面では、サーバー追加を簡単に行えるウィザードの機能を搭載。また、管理画面をWebコンソールに統合することで、従来よりも使いやすく直感的に管理できるように改善している。

NTTテクノクロス、クラウド対応や英語対応などを強化した特権ID管理ツール「iDoperation 2.0」 新管理コンソール画面
新管理コンソール画面

 加えて、従来の操作ログ管理機能では、特権ユーザーの画面操作を動画のみで記録していたが、新版では、動画での画面操作録画と連動し、操作ログ(キー入力、アプリケーションの起動、Windowタイトル)をテキストで取得する機能を追加した。これにより、キー入力やアプリケーション起動などユーザー操作を検索対象として絞り込み、該当する画面操作動画の頭出し再生を行う、といった利用法が可能とのこと。

 なおiDoperationでは、使用する機能と管理するターゲット数に応じたライセンスが必要となる。価格例として、ID管理/ワークフロー/アクセス制御/アクセスログ管理の4機能、5ターゲットの場合で、一般ライセンスが190万円(税別)から、サポートサービスが38万円(税別)からとなる。