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NTTソフト、特権ID管理ソフト「iDoperation」のSaaS版

 NTTソフトウェア株式会社(以下、NTTソフト)は11日、特権ID管理ソフト「iDoperation(アイディーオペレーション)」SaaSモデルの本格販売を開始した。新たにサーバーを設置することなく、最短3日で利用できる。

 iDoperationは、特権ID管理ソリューション。同製品でID管理・アクセス制御・監査証跡などを実現するほか、NTTデータの「OpenCube」やインフォサイエンスの「Logstorage」と連携することで、ID申請やログ管理まで可能な総合的な特権ID管理を実現する。

 SaaS版ではまず「アカウント管理」と「監査証跡」の機能から提供。すぐに特権ID管理を行いたい企業に訴求する。その後、アクセス制御や申請、ログ管理といった機能もSaaSで提供する方針。

 SaaS版では、サーバー構築モデルと違って、新たにサーバーを設置する必要がないのが特長。iDoperationのサーバーはNTTソフトのデータセンター内に設置され、管理対象サーバーとiDoperataionのサーバー間で接続さえできれば、自社のサーバー環境を大きく変更することなく、特権ID管理を自社の管理端末からWeb経由で行える。

 価格は月額15万円から。

 なお、SaaS版はセガサミーホールディングス株式会社(セガサミー)にすでに採用されており、特権IDのパスワード変更を自動化し、監査対応の省力化と運用ミスの回避に活用されているという。

川島 弘之