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KCCS、低価格・低消費電力のIoTネットワーク「SIGFOX」を国内展開

 京セラコミュニケーションシステム株式会社(以下、KCCS)は27日、仏SIGFOXのIoTネットワーク「SIGFOX(シグフォックス)」を販売開始すると発表した。国内ではKCCSが独占的に展開するという。

 SIGFOXは、年額100円程度からの低価格、電池で数年稼働できる低消費電力、長距離伝送を特長とするIoTネットワークで、LPWA(Low Power、Wide Area)ネットワークとして、欧米を中心に31か国で展開。国内では、免許不要な920MHz帯域を利用する。

 現在、データ量が非常に少ないセンサーなどの用途では、既存ネットワークでは通信料金が高すぎるほか、通信のための消費電力が大きく、商用電源がない所では使えないなどの点が課題になっているとのことで、KCCSではこうした課題を解決するネットワークとして、SIGFOXを提供する。

 まず東京都内でサービス提供を開始し、3月末までに東京23区、川崎市、横浜市、大阪市での提供を開始する予定。また、2018年3月末までに政令指定都市を含む主要36都市へ、2020年3月末までに全国へ、それぞれ拡大するとしている。

 なおKCCSはSIGFOX提供にあたってデバイスメーカーやIoTサービス事業者など約70社の企業とパートナーシップを結んでおり、それらのパートナーから順次サービスが提供される予定だ。例えばオプテックス株式会社はスマートパーキング、アイ・サイナップ株式会社は冷蔵庫、冷凍庫および作業空間の温度監視温度監視といったソリューションを、それぞれ提供するとのこと。

コインパーキング向け車両検知システム
温度監視ソリューション