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NECの年次イベント「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2019」、最新ソリューションが目白押し

展示会を一足早く公開

 日本電気株式会社(NEC)は11月7日・8日の2日間、東京・有楽町の東京国際フォーラムで、同社の年次イベント「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2019」を開催するのに先駆けて、展示会場の様子などを公開した。

 テーマは、「Digital Inclusion ~デジタルのチカラで、ひとりひとりが輝く社会へ~」。会期中には、国内外の第一人者による講演をはじめ、50以上のセミナーを用意。NECの事業戦略やさまざまな取り組み、NECの製品やサービスを導入した顧客事例などを紹介する。

東京・有楽町の東京国際フォーラムで開催される「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2019」

 会期初日には、NECの代表取締役執行役員社長兼CEOの新野隆氏が、「Digital Inclusion~デジタルのチカラで、ひとりひとりが輝く社会へ~」と題して基調講演を行う予定。会期中には、FORTHイノベーション・メソッドの創始者であるハイス・ファン・ウルフェン氏や、TED×TOKYOを立ち上げたトッド・ポーター氏による特別講演、NEC未来創造会議に参加している有識者などによるパネルディスカッションなどが予定されている。

 また展示エリアでは、約50のテーマで最新のソリューションや製品、技術を展示。NECの「社会ソリューション事業」の取り組みについて、顧客やパートナーとの共創事例も紹介する。

 「展示会場は、街、人、産業という3つのゾーンにわけて、それぞれのユースケースを紹介している」(NEC 執行役員の吉崎敏文氏)という。

展示会場の概要
展示会場の様子

 開催時間は、両日とも午前9時30分~午後6時まで。参加は無料で、事前登録がなくても入場ができる。

 本稿では、会場の様子を写真で紹介する。

展示会場の様子

入場は顔認証システムを使って行う
テーマステージでは、NECの取り組みなどが紹介される
空港でのチェックインから搭乗までを顔認証によってスムーズに行えるデモ
顔認証を利用することでストレスなく、ショッピング、レストラン、施設、交通などを利用できる様子を体験できる
顔認証はスタジアムの入場をスムーズにし、さらにファンサービスにまでつなげることができる
顔検出機能などを活用して、無人/省人店舗を実現。実際に体験できるようにしている
空飛ぶクルマのプロトタイプを展示
立ち止まらずに本人認証ができる虹彩認証技術。歩いてくる2メートル先の歩行者を認証できる
ワンアクションで瞬時に識別が可能なマルチモーダル生体認証
映像解析技術を活用したスマートシティのデモ。すでに加古川市などが導入している
大舟渡で取り組んでいる自動運転において、NECの技術を採用
AIを活用してリハビリを支援。セラピストへの示唆を高度化するという
無線・小型センサーを活用したe見守りサービスを参考展示
新たに提供する教育プラットフォーム。声と感情をデジタル化する協働学習支援サービスも展示
新たに発表した教育分野専用のChromebook Y1を展示
セブン銀行の次世代ATM。顔認証で安全取引ができる
複数のロボットが協調して搬送する「協調搬送ロボ」をデモ
多様な決済が可能なペイメントプラットフォーム「MSGW」対応の決済端末など
VRを活用したトレーニングの実例。すでに多くの導入実績がある。ANAでは、飛行機の火災発生時の訓練といったリアルでは再現できないシーンでのトレーニングを行っている
玉川事業場にあるラジコンカーを、5Gを利用して遠隔操作するデモ
5Gを活用して建設機器を遠隔操作するデモ
生産ラインのロボットを遠隔で操作する「DX Factory empowered by 5G」
部品投入時には奥にある物体認証装置で個別の部品を判別する
5GとVRを活用して遠隔でロボットを操作できる
量子アニーリングマシンのモックアップを展示
スーパーコンピュータを利用した組み合わせ最適化問題のデモ。初公開の技術だ
体験型の展示を増やしており、展示会場ではワークショップも開催される
虹彩情報からデザインを生み出すプロジェクトを紹介
高性能小型光学衛星「ASNARO-1」
会場案内をするAIチャットボットを用意している