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サイボウズ、「kintone」のサードパーティ製拡張プラグインをまとめて紹介

 「データセンター展」「クラウドコンピューティングEXPO」など13の展示会から構成される「Japan IT Week 2018春」が9日、開幕した。会場は東京ビッグサイトで、5月11日まで開催される。

 「クラウドコンピューティングEXPO」では、“働き方改革”に関連した各社のソリューションが目立った。

 その中から、ビジネスアプリ作成プラットフォーム「kintone」について、特にサードパーティの拡張プラグインに着目して展示していたサイボウズのブースの様子をお届けする。

サイボウズのブース

kintoneの拡張プラグインを展示

 M-SOLUTIONSのRPA支援パックは、kintoneに入力された交通費申請を、自動で乗換検索サイトの検索結果と照合する。

M-SOLUTIONSのRPA支援パック。

 MFクラウド(マネーフォワード)とfreeは、それぞれkintoneとの連携プラグインを展示。いずれも業務管理と、売り掛けなどの経理処理とを連携させる。

MFクラウドのkintone連携
freeeのkintone連携

 JBアドバンスト・テクノロジーの「ATTAZoo+」は、検索や入力サポートなどの9つのプラグインをセットにして提供する。

JBアドバンスト・テクノロジーの「ATTAZoo+」。9つのプラグインのセット

 グレープシティの「krewSheet」は、kintoneアプリケーションのデータをExcel風に操作するUIを提供する。セルのコピー&ペーストやスパークライン表示のようなExcelライクの機能と、共同作業やデータ変更履歴などのkintoneならではの機能を両立する。

グレープシティの「krewSheet」。Excel風の操作UIを提供

 アールスリーインスティテュートの「gusuku Customine」は、プログラミングなしでプラグインを作成できるサービス。「やること」とその「条件」などを選ぶだけで、バックエンドでJavaScriptプログラムが作成され、kintoneに保存される。プレビュー公開中で、夏ごろにリリース予定という。

アールスリーインスティテュートの「gusuku Customine」。プログラミングなしでプラグインを作成

 ジョイゾーはkintoneとLINE WORKSを連携するプラットフォームを展示。LINE WORKSのチャットでデータを照会したり入力したりできる。コーディングなしで、キーワードと返すフィールドなどを設定してシナリオを作成する。今回が初公開で、今年後半にリリース予定。

ジョイゾーのkintoneとLINE WORKSの連携。
LINE WORKSのチャットで会社を検索

 サイボウズスタートアップスはWebフォームサービス「フォームブリッジ」を展示。複数ページに分かれた入力フォームや、簡易認証など、kintone自体では作成できないWebフォームを利用できる。

サイボウズスタートアップスの「フォームブリッジ」