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企業向け生成AIの波に乗る DellとHPEのアプローチ

市場は5年で4.5倍に拡大見込み

 生成AIブームは、IT業界全体で活発な動きを呼んでいる。パブリッククラウドでは、OpenAIとの提携で先駆けたMicrosoft Azureに続き、Google Cloud、Amazon Web Services(AWS)もAIツールを発表している。また、データクラウドのSnowflake、Databricksなども生成AI向けのソリューションを発表するなど、BtoBベンダーは、いずれも生成AI戦略を打ち出している。

 実際にニーズも市場もある。Deloitteが7月に発表したCEO調査では、55%のCEOが生成AIを「評価・実験中」と回答、37%が「限定的に運用中または広範に採用している」と回答している。TerradataがIDCと実施した経営幹部対象の調査では、56%が「今後6〜12カ月のうちに生成AIを活用しなければならない、というプレッシャーを受けている」と認めている。

 そして、MarketsandMarketsは、生成AI市場の規模が2023年の113億ドルから2028年には518億ドルに拡大すると予想する。年平均成長率(CAGR)は35.6%だ。

 一方で、新しい技術につきもののリスクもあり、データを扱うことから規制も受ける。Dellのインフラストラクチャ・ソリューション事業部でシニアバイスプレジデントを務めるVarun Chhabra氏はプレスブリーフィングで、生成AIの「価値は明白だ」としながらも、顧客は「どこから始めるべきか、ユースケースは、責任ある形で使うにはどうすればいいか、リスクをどう最小化するかといった疑問を持っている」と述べている。

 こうした疑問に迅速かつ的確に答えられるかが、ベンダーの勝負どころだろう。