特別企画

実践的なシステム構築方法を網羅 ~Microsoft Azure実践ガイド 第5回

サインアップ、まとめ

 2017年12月15日に発売されるインプレスの書籍「Microsoft Azure実践ガイド」。Azureの基本サービスの解説から実際の構築までをカバーした本書より、発売前に、第1章「Azureの概要」を5回にわたってお送りします。

 最終回はサインアップとまとめです。

第1章 Azureの概要

 Microsoft Azure(以下Azure)は、マイクロソフトの提供するクラウドサービスです。2017年現在、クラウドコンピューティングはいよいよ本格的な普及期へ移った印象があります。そこで、この章ではまずクラウドコンピューティングとはいったい何かを簡単におさらいし、そのうえでAzureにどのような特徴があるのかを説明します。

1-9 サインアップ

 ここでは無料トライアル用のアカウントとして、Microsoftアカウントでサインアップしてサブスクリプションを作る手順を説明します。

①Azureのトライアル開設サイトにアクセスします(図1-8)

https://azure.microsoft.com/ja-jp/free/

図1-8 無料アカウント作成
②Microsoftアカウントを持っていない場合、作成します(図1-9)
図1-9 Microsoftアカウントの作成
③Azure サブスクリプションを開設します(図1-10)
図1-10 サブスクリプションの開設
④Azure管理ポータルが使えるようになります(図1-11)
図1-11 Azure管理ポータル画面

1-10 まとめ

AzureはIaaS、PaaSを中心に多様なサービスを提供する、多目的に使えるクラウドサービスです。
コスト削減だけがAzureのメリットではありません。柔軟なスケーラビリティ、高可用性、耐障害性、迅速なサービス展開、世界中のリージョンを利用可能などクラウドサービスのメリットを多く得られます。
Azureを管理するさまざまな方法が提供されています。ブラウザベースのAzure管理ポータルをはじめ、コマンドラインやSDK、APIからプログラムで操作することもできます。
Azureサブスクリプションを作成するのは簡単です。キャンペーンで¥20,500のクレジットを得られます。
サブスクリプションとAzure ADのひもづきを理解することが重要です。はじめは難解かもしれませんが、これから手を動かして理解していきましょう。
Azureの契約は、EA契約とオンライン契約があります。EA契約はEAポータルを利用でき、部門管理や課金アラートなどオンライン購入と比べて機能が豊富です。

書誌情報

タイトル:Microsoft Azure実践ガイド
著者:水谷 広巳/横谷 俊介/松井 亮平/真壁 徹
判型:B5変型判
ページ数:400ページ
定価:3,500円+税
ISBN:978-4-8443-3647-1

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