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サイレックス・テクノロジー、ICT教室向け無線LAN APを今秋発売

 サイレックス・テクノロジー株式会社は7月11日、Network Display Adaptorカテゴリーの新製品として、文教市場向けの無線LANアクセスポイント「SX-ND-4350WAN」を2013年秋に発売すると発表した。

 新製品「SX-ND-4350WAN」は、接続を許可または拒否する機器のフィルタリング機能やセキュリティ機能を搭載したアクセスポイントの親機で、56台までのクライアントが同時接続できる。学校の教室などでの使用を想定しており、独自技術のインタラクティブ画像伝送機能を備える。1台でICT教室用無線LANアクセスポイントとインタラクティブ画像伝送機能をする点が特徴となる。

 インタラクティブ画像伝送機能は、フルHD画質のPCやタブレット端末の画面を電子黒板、プロジェクター、既設の大画面TVなどに無線LANで投影が行える機能。また、電子黒板やプロジェクターのタッチ操作信号の出力を仮想USBによって無線化し、画面を投影しているPCやタブレットに同期することもできる。

 インタラクティブ画像伝送機能と無線LANアクセスポイントの2つの機能を1台のみで実現する点が特徴で、ICT教室を構築するための無線LANアクセスポイントを別途必要としないため、導入コストを抑えることができるとしている。

 ICT教室での利用を想定しており、教員や生徒のタブレット端末の無線接続をカバーできるほか、情報コンセントを「SX-ND-4350WAN」の有線LANポートに接続して校内LANに接続することもできる。

 機能面ではそのほか、定時再起動機能、USBデバイス一括接続、USBフィルタリング機能、リモートPC機能、SNMPv1(MIB-II相当)、ファイヤウォール機能を備える。

 無線LAN規格は、IEEE802.11a/b/g/nに対応しており、最大速度は300Mbps。インターフェイスは有線LANポート(RJ-45)、HDMI出力ポート、USBポート×2を備える。対応OSはWindows 8(32/64bit)、Windows 7(32/64bit)、Windows Vista SP1以降(32/64bit)、Windows XP SP2以降(32bit)。サイズは155×32×120mm(幅×奥行×高)。

工藤 ひろえ