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ぷらっとホーム、小型ネットワークアプライアンス「EasyBlocks」の単機能モデル

機能強化したSyslogモデルなど、7つの製品を提供

 ぷらっとホーム株式会社は31日、ネットワークサービスを手軽に導入できる小型アプライアンス「EasyBlocksシリーズ」のラインアップに、用途を絞った単機能型製品7モデルを追加すると発表した。単機能型は、Syslog、DHCP、DNS、NTP、RADIUS、監視管理、Webキャッシング向けProxy(小規模版)の7モデルが提供される。

Syslogモデル
DHCPモデル

 「EasyBlocksシリーズ」は、ネットワーク機能を手間なく構築できるアプライアンス製品群。今従来は複数の機能を容易に導入可能な「ネットワークコア統合型モデル」が提供されていたが、今回は単機能に特化した製品がラインアップされた。

 手間をかけずにネットワーク機能を導入できるというコンセプトや、小型で駆動部品を持たず、トラブルが発生しにくいといった特徴はそのまま受け継がれており、ユーザー企業は、各種ネットワーク機能を選択して導入可能。設定済みのEasyBlocksを拠点に配送すれば、エンジニアがいない拠点でもケーブルを接続するだけで設置・導入が完了するとしている。

 このうちSyslogモデルは、機能を小規模向けへと限定したことにより、大規模向けの統合型である「EasyBlocks Enterprise」と比べて、導入しやすい価格体系で利用可能になった。またログ領域の大容量化を実施したほか、SSDによる高信頼なデータ保存を実現することで、大事なログを長期にわたって運用できるという。さらに、ログはプライオリティごとに自動で色分け表示されるため、異常を視覚的に把握可能で、プライオリティごとの統計をグラフにすることもできる。

 このほか、複数のフィルタリングルールをあらかじめ設定・保存する機能や、ログの確認時に都度フィルタリングを設定する機能を搭載。ログの保存については、保存期間が過ぎたログを自動的に圧縮してSSDに保存したり、圧縮したログをSSDからFTPサーバーに自動転送したり、Web画面の操作からUSBストレージなどへ保存したりする機能も備えた。

 価格は各モデルともにオープンだが、Syslogモデルの直販予定価格は、120GBモデルが12万8000円、240GBモデルが15万8000円、480GBモデルが21万8000円。別途、基本サービス料(年間)がそれぞれ1万3000円、1万6000円、2万2000円が必要になる。

(石井 一志)