ぷらっとホーム、“楽ちん”ネットワークアプライアンスを刷新~Webキャッシュ/Webフィルタモデルも


EasyBlocks Enterprise

 ぷらっとホーム株式会社は7日、ネットワーク機能を手間なく構築できる“らくちん”アプライアンス「EasyBlocks」において、新ラインアップを3モデルを発表した。

 ネットワークのコア機能を提供する「EasyBlocks Enterprise」や、Webコンテンツキャッシング機能を備えた「EasyBlocks Webキャッシング向けProxyモデル」、Webフィルタ機能が利用可能な「EasyBlocks Weフィルタリング向けProxyモデル powered by i-FILTER」を用意する。

 なお、いずれのモデルについてもハードウェアをARMコアベースに一新しており、性能が向上。筐体も従来のEasyBlocksと比べて大型化された。


ネットワークのコア機能を提供するEasyBlocks Enterprise

 EasyBlocks Enterpriseは、RADIUS、DHCP、DNSといったネットワークのコア機能を容易に立ち上げられるアプライアンス。従来モデルで提供されていたActive-Activeの冗長化に加えて、IIJのSACMを基盤とするサービス一元管理機能などを備えたリモートコントロールマネージャー(PRCM)をオプションとして提供するなど、より適用範囲を広げている。

 ラインアップとしては、DHCP、DNS、NTP、Proxy、Syslog、監視、RADIUS、DHCP+DNSの各機能を搭載した個別のモデルを用意するが、ハードウェアの性能向上によって管理可能な規模が拡大した。例えばDHCPやDNSでは端末3000台程度、Proxyでは端末300台程度まで対応できる。

 参考価格は35万円前後で、別途年間サポート契約への加入が必須となる。

 

Webキャッシング向けProxyモデル

 EasyBlocks Webキャッシング向けProxyモデルは、従来のEasyBlocksで提供してきたProxy機能を拡大し、WebキャッシングProxyに特化して提供されるモデル。多数のユーザーがPCから同じサイトを同時に閲覧する場合など、アクセス集中で速度の低下したネットワークに導入すると、応答遅延やアクセスエラーを回避でき、快適な閲覧が維持できるという。

 また、指先サイズのUSBメモリに格納した設定情報を差し替えるだけで、別のWebキャッシング向けProxyモデルに設定を移せるほか、万一のプラグ抜けが起きても、挿し直して起動するだけで、サービス停止前と同様に稼働するなど、万一の不具合発生時に備える機能も搭載している。

 最大約170Mbpsのスループットを持ち、端末300台程度までの環境に適用可能。参考価格は30万円前後で、別途年間サポート契約への加入が必須となる。

 

デジタルアーツのWebフィルタ機能を提供するモデル

 EasyBlocks Weフィルタリング向けProxyモデル powered by i-FILTERは、手間をかけずにWebフィルタ機能を利用したいユーザー向けの製品。フィルタリングのエンジンとしては、定評のあるデジタルアーツのi-FILTERを採用している。

 参考価格は40万円前後で、別途年間サポート契約への加入が必須。また次年度以降も利用する場合はライセンスの更新も必要になる。

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