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鳥取県教育委員会、ぷらっとホームの教育機関向けProxyアプライアンスを採用

 ぷらっとホーム株式会社は20日、鳥取県教育委員会が、Proxyアプライアンス「EasyBlocks 教育機関向け Proxyモデル」を導入したと発表した。実際の設置については、株式会社ケー・オウ・エイが担当している。

 授業で生徒が同じサイトを一斉に閲覧する教育現場では、集中的なアクセスが発生し応答遅延などが起こりがちなため、Webコンテンツデータのキャッシングが効果的とされており、鳥取県の県立学校でも、従来はx86サーバーを用いてWebキャッシングを行っていた。しかし、このサーバーではファイアウォールなど複数の機能を動作させており、細かい調整がしづらい点が課題だったという。

 そこで鳥取県教育委員会では、Webキャッシング用のアプライアンスを用いて機能を分割し、管理を容易にする目的で、「EasyBlocks 教育機関向け Proxyモデル」を全県立高校、および特別支援学校へ導入した。

 この製品は、価格が安いほか、Proxy機能のみを提供するアプライアンスであり、Webキャッシングに特化しているので、ネットワーク設定やProxy設定をGUIから容易に行える点が評価された。また、ぷらっとホームの超小型サーバーをベースハードウェアとして利用し、ファンレス、ディスクレスの堅牢設計により高い信頼性を持つ点も、専任のIT管理者がいない学校での利用に適しているとのこと。

石井 一志