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富士通、AWSジャパンと共同で国内の流通・サービス業の経営課題解決を促進する拠点を本格稼働

 富士通株式会社は17日、アマゾン ウェブサービス ジャパン合同会社(AWSジャパン)と共同で、富士通の持つ業界知見・テクノロジーソリューションとAmazon Web Services(AWS)の生成AI・クラウドサービスを融合し、国内の流通・サービス業の経営課題解決を加速する拠点「Business Creation Lab」を本格稼働すると発表した。

 「Business Creation Lab」は、国内の流通・サービス業界が直面する課題解決を支援し、レガシー刷新と新規収益創出を同時に実現するための取り組みを行う拠点。富士通の流通・サービス業界に精通したセールス、エンジニア、コンサルタントと、AWSジャパンのソリューションアーキテクトが緊密に連携し、さまざまな支援を行うという。

 具体的には、現場に入り込んで潜在課題を可視化し、AWSの最新技術を活用した解決策の設計を行うほか、最短90日でPoCから導入判断まで伴走するとした。また、富士通のカスタマーベースによる業界知見・実績と、AWSのさまざまなサービス群を組み合わせて標準化し、レガシーシステム(メインフレーム、EDIなど)からAPI化までの段階的な提供を実現するとのこと。

 なお富士通では、レガシーシステムに関する有識者のノウハウを、生成AIによりナレッジとして標準化し継承した三菱食品株式会社での事例など、これまで得た知見を生かして経営価値を創出。クラウドと生成AIの活用、業界横断でのデータ連携を通じて、流通・サービス以外の国内の各業界にも「Business Creation Lab」を拡大し、顧客の持続可能な成長と新たな収益モデルの創出に貢献するとしている。