経費精算クラウド「バクラク経費精算」、複数枚の領収書をまとめて取り込めるAIエージェント機能を提供

　株式会社LayerXは5日、クラウド型経費精算システム「バクラク経費精算」のAIエージェントの新機能として、「領収書分割エージェント」を提供開始したと発表した。

　バクラク経費精算は、経費精算の効率化を支援するクラウド型経費精算システム。今回は同サービスにおいて、複数枚の領収書をまとめて1回撮影・スキャンするだけで、AIが領収書を自動で判別・分割しデータ化する「領収書分割エージェント」を新たに提供する。

　例えば、従来、出張後の経費精算など一度に複数枚の領収書の経費精算申請をする際には、領収書を1枚ずつ個別に撮影・スキャンする必要があり、その作業自体が申請者の負担になっていたが、新機能を利用すると、複数枚の領収書を一度にまとめて撮影・スキャンするだけで、AIが自動で領収書を判別・分割し、データ化してくれるという。

　なお、「領収書分割エージェント」では複数の取り込み方法に対応する。1つ目は、「バクラク」のスマートフォンアプリを利用する方法で、複数枚の領収書を一度にまとめて撮影すると、領収書をAIが判別・分割してまとめてデータ化する。1回の撮影でデータ化が完了するので、特に出張後など、一度に複数枚の領収書で経費精算を申請する際には適しているとのこと。

　2つ目は、コピー機/複合機に領収書を並べて一括スキャンする方法で、新幹線やETC、タクシーなど、取引日・金額のみが異なる定型の領収書をまとめて申請したい時に適しているとした。

　このほか、台紙に貼り付けた領収書をまとめてデータ化することも可能。複数枚まとまった台紙ごと領収書を複合機などでスキャンすると、AIが判別・分割し、まとめてデータ化するため、従業員の経費精算業務における紙運用を一部残しながらも、業務効率化を図りたい場合に利用できるとしている。