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LayerX、「バクラクシリーズ」で出張・旅費の精算業務を効率化する新機能を提供
2025年2月20日 08:30
株式会社LayerXは19日、出張・旅費の精算業務の効率化を支援するため、クラウド型経費精算サービス「バクラク経費精算」、クラウド型ワークフローサービス「バクラク申請」、法人カードサービス「バクラクビジネスカード」において機能強化を実施したと発表した。
同社が提供している法人カード「バクラクビジネスカード」はこれまで、法人カードを利用した後の「利用明細と証憑のひも付け」「稟議(りんぎ)とのひも付け」「仕訳」という業務負担に着目し、その課題を解決する機能を提供してきたものの、その一方で、立替経費の明細登録と法人カードの利用報告の申請フォームが別々になっており、申請者・承認者の双方にとって確認作業が煩雑になってしまう点が課題だったとのこと。
そこで今回のアップデートでは、立替経費の精算フォーム上で「カード利用明細」の自動作成と証憑の突合を行えるように機能をアップデートした。「従業員の立替経費明細」「カード利用報告」「日当」などをまとめて申請できるようになったため、出張精算などの業務がよりスムーズになるとしている。
また従来の出張旅費精算業務では、出張手配システムや宿泊予約サイトを見ながら、申請者が出張に利用した航空券や宿泊先などの情報を、1つずつ入力をする手間が発生していたほか、管理者・経理担当者も、申請者からあがってきた内容が正しいかどうかを確認するために、領収書や宿泊サイトの予約内容を目視確認する必要があったとのこと。
そこで今回は、「バクラク経費精算」と出張管理サービス「AI Travel」とのAPI連携を実現。出張者が「バクラク経費精算」で精算する際に、「AI Travel」で手配した宿泊施設や交通機関などの出張手配データが、「バクラク経費精算」上の明細に自動入力されるようになった。これにより、申請者の入力の手間や入力ミスを削減するとともに、管理者や経理担当者側でも、内容の確認や差し戻しの手間が削減されるとしている。
さらに、これまでは出張の事前申請で明細を扱えなかったため、事前申請の段階で出張手当や交通費の登録ができず、また、事前申請で記載していた内容を出張後の経費精算申請において再度入力する手間が発生していた。こうした課題を解決するため、事前の購買申請の作成段階で明細を登録できるようにしており、事前申請の段階で、交通費や出張手当を登録して申請を行えるように改善している。
経費精算申請をする際、事前申請をひも付けることで、事前申請に記載していた明細を取得して、簡単に申請を作成することも可能になる予定だ。
LayerXでは、こうした機能と、すでに発表されている「バクラク経費精算」での仮払い運用への対応を合わせることで、出張・旅費の精算業務の効率化を実現するとアピールしている。