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経費精算クラウド「バクラク経費精算」、申請内容をリアルタイムでレビューする「AI申請レビュー」機能を提供
2025年7月8日 13:15
株式会社LayerXは7日、クラウド型経費生産システム「バクラク経費精算」において、申請内容をリアルタイムで自動レビューするAIエージェント「AI申請レビュー」を提供開始したと発表した。申請作成時にリアルタイムでレビューを実行し、フィードバックを行うため、申請の差し戻しを減らせる点が特徴という。
バクラク経費精算は、経費精算の効率化を支援するクラウド型経費精算システム。同サービスでは、AI-OCRや科目の自動推薦などを通じて、業務の効率化・自動化を支援してきたが、申請内容の正確性については申請者や承認者が確認する必要があり、社内規定・ルールの理解不足や確認漏れによる誤申請が頻度高く発生している企業も見受けられるという。
そこで今回は、経費精算の申請作成時に、人に代わって内容をリアルタイムでレビューするAIエージェント「AI申請レビュー」を提供する。社内規定や社内ルール、過去の申請データに基づいて生成されたルールに沿って、申請作成中のユーザーに対し、AIがリアルタイムにフィードバックを提供する。
未入力の項目に対しては入力ガイドを表示する一方、誤った内容が入力された場合は修正に向けた具体的な指摘を行うので、その場で正しく入力・修正でき、申請の誤りを減らせる点が最大の特徴とした。
なお、フォームに入力された値やファイルの有無、テキストの一致・不一致、数値の大小といった定型的なチェックだけではなく、入力された内容や、添付されたファイルの中に記載された内容も、人と同じようにAIが確認・理解し、ルールに照らし合わせたレビューを実施する。
例えば、経費精算の妥当性を判断するための情報が十分に記載されているかや、経費精算が認められていない内容の領収書が添付されていないか――などをAIがレビュー可能。申請者へのフィードバックは定型のテキストではなく、AIが入力された内容とルールを照らし合わせて申請者の修正をサポートする文章を生成するとのことだ。
さらにAIのレビュー結果は、承認画面にも表示されるので、承認者は、AIがどのルールに基づいてレビューを実施したかを確認しながら、承認作業を進められるとしている。