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IIJ、クラウド型SASE「Prisma Access」との閉域接続サービスを提供
2025年11月6日 10:00
株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は5日、米Palo Alto Networksが提供するクラウド型SASEソリューション「Prisma Access」と顧客拠点を、IIJの専用プライベートネットワークで接続する「IIJクラウドエクスチェンジサービス for Prisma Access」を12月に提供開始すると発表した。
IIJクラウドエクスチェンジサービス for Prisma Accessは、IIJのバックボーン上に顧客専用のネットワークを構築する「プライベートバックボーン」と、Prisma Accessとの閉域接続を提供するサービス。Prisma Accessとの閉域接続サービスの提供は、世界初の事例になるという。
IIJは、2024年にPalo Alto Networksの「SP Interconnect」パートナーに認定され、IIJグループからPrisma Accessを購入した顧客がIIJのバックボーンからインターネットに接続できる仕組みを提供し、Prisma Accessを利用する顧客にインターネットアクセスや、ネットワーク構築からサポートまでの支援を提供してきた。
今回、こうした支援をさらに発展させるため、プライベートバックボーンとPrisma Accessとの閉域接続環境を提供することで、顧客はPrisma Accessへのセキュアで安定した通信を実現できるとともに、Prisma Accessと顧客が利用するクラウドサービスやIIJのネットワークサービスをシームレスにつないで利用できるとしている。
Prisma Accessは通常、拠点に設置するネットワーク終端機器を顧客側で用意する必要があるが、拠点間WANとしてIIJ Omnibusサービスを組み合わせることで、終端機器を含めたフルマネージドでの利用が可能になる。特に拠点数が多い場合には、IIJ Omnibusサービスを活用することで運用負荷の軽減が期待できるとしている。
また、顧客はプライベートバックボーンを通じて、認証基盤サービスやデータ連携サービスなど、IIJが提供するデジタルワークプレース支援サービスを閉域網に追加して利用できる。Prisma Accessとこれらのサービスを組み合わせて利用することで、顧客に合わせた機能・使い方やセキュリティ要件に対応する。
