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ウォッチガード、拡張性を高めた「Firebox Mシリーズ」の次世代モデルを発表

 ウォッチガード・テクノロジー・ジャパン株式会社(以下、ウォッチガード)は、次世代Fireboxラックマウントアプライアンス「Firebox Mシリーズ」を発売すると発表した。新モデルは拡張性やパフォーマンス、導入のシンプル化を追求して設計されており、MSPやその顧客に対して、拡大するネットワークと昨今のハイブリッド環境向けのエンタープライズグレードのセキュリティを提供するとしている。

 Firebox Mシリーズは、ウォッチガードのUnified Security Platform(統合型セキュリティプラットフォーム)とシームレスに連携し、セキュリティサービスをすべて有効にした状態でも持続的な高スループットを実現する。リモートワーカーの保護機能は、ウォッチガードのクラウドネイティブ型ゼロトラストネットワークアクセス(ZTNA)ソリューション「FireCloud Total Access」により組み込まれている。

 マルチギガビットおよびSFP/SFP+の接続性を備え、各インターフェイスあたり最大10Gbpsを全ラインアップで標準装備する。Intel搭載のアーキテクチャで、完全なインスペクションとすべてのセキュリティサービスが有効化された状態でも一貫したパフォーマンスを保証する。

 ファームウェアのアップデートと各サービスの追加により、機能の拡張が可能。また、包装材の削減、リサイクル可能な素材、省エネ設計など、気候変動対策への取り組みも進めている。

 Firebox Mシリーズの新ラインアップは前世代の4モデルから5モデルに拡大し、多様な導入シナリオに対応できるよう設計されている。

  • M295:テーブルトップ型ファイアウォールからのアップグレードを目的とした中小企業や地域オフィス向けに設計されたモデル
  • M395:複数拠点を持つ中堅/中小企業(SME)や小売り環境に適し、性能と予算のバランスが最適化されたモデル
  • M495:教育やヘルスケアなど、規制が厳格な分野のコンプライアンスに対応した保護機能を提供するモデル
  • M595:製造業や公共組織におけるハイブリッド環境向けに構築されたモデル
  • M695:MSPホストおよびデータ集約型のユースケース向けに、オプションの冗長電源を備えたトップクラスのパフォーマンスを実現するモデル

 なお、すべてのFirebox MシリーズモデルはWatchGuard Cloudと連携し、集中管理、ThreatSyncによるXDR対応の検知、およびAuthPoint MFAによるゼロトラスト認証の適用を実現する。

Firebox M295
Firebox M395/495/595/695