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KDDI、スマホのGPSと連携したマルチキャリア対応の従業員安否確認サービス「ロケーション安否確認」
au Starlink Directにも対応
2025年12月22日 09:00
KDDI株式会社は18日、災害時など有事の際の従業員安否確認サービス「ロケーション安否確認」を12月19日から提供開始すると発表した。
「ロケーション安否確認」は、従業員のスマートフォンの位置情報(GPS)を活用することにより、被災地付近に滞在する従業員に対して安否確認連絡を自動送信し、回答を収集・可視化するクラウドサービス。従業員が被災地付近に滞在し、安否回答が無い場合は、家族への連絡などを迅速に進めることも可能という。
KDDIによれば、従来の安否確認サービスは、事前登録された「居住地や勤務地」と「被災地」が合致した場合にのみ従業員に安否確認が発報される仕組みが一般的で、実際の居場所とのズレが生じてしまうことが課題だったとのこと。しかしこのサービスでは、GPSを活用して従業員の直近の居場所を把握し、被災リスクの高い従業員に対して、安否回答依頼を自動送信できるため、休暇などで居住地・勤務地から離れている状況でも、高精度に従業員の安否確認を行えるとした。
安否回答依頼が届いた従業員は、スマートフォンのアプリ上で自身の状況を選択するだけで回答可能。管理者側では、従業員の位置情報をマップ上で直感的に確認でき、同じ画面で従業員の安否回答の集計状況も把握できるため、安否確認作業の負担が軽減されるとしている。
また、マルチキャリア対応のため、au以外のスマートフォンでも同様に利用可能なほか、衛星とスマートフォンの直接通信サービス「au Starlink Direct」にも対応しているため、auを利用している場合は、従業員が圏外エリアなどに滞在していても安否を確認可能だ。
さらに、信頼性の高いインフラと堅牢なデータセンターを活用し、国内の東西エリアでサーバーの冗長化を実現しているので、有事の際にもサービスを継続して利用できるとのこと。
価格は、100IDの場合、1IDあたり月額150円。なお2026年6月30日までに利用を開始したユーザーを対象に、月額利用料を3カ月間無料とするキャンペーンも実施される。
