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日立情報通信エンジニアリング、エッジデバイスへのAI機能の実装最適化を支援する新サービス
2025年12月22日 14:38
株式会社日立情報通信エンジニアリングは17日、多くの企業に共通するエンジニアリング課題への解決策をメニュー化した「メニューベースエンジニアリングサービス」のラインアップに、学習済みAIモデルを基に、エッジAIに最適なデバイス選定から開発・評価、使いこなしまでを一貫してサポートする「エッジAIエンジニアリングサービス」を追加すると発表した。製造業・工場、ヘルスケア・医療など、幅広い分野・業種に向けて提供を開始する。
「エッジAIエンジニアリングサービス」は、エッジデバイスへAI機能を実装する際の最適化を支援するサービス。リアルタイム性の向上やセキュリティ強化、ネットワーク負荷の軽減といった目的でエッジデバイスにAI機能を実装する際に、さまざまなニーズや利用シーンに合わせた実装の最適化をサポートするという。
具体的には、性能、消費電力、推論精度、実装サイズ、コスト、供給性などを考慮し、最適なエッジデバイスの選定を支援できるほか、制約条件や顧客の要望を踏まえ、用途に合わせて、そのデバイスに対応したAIモデル・アルゴリズムの開発、テスト、最適化(チューニング)などを提供可能とのこと。さらに、異なる特徴を持つAIチップの使いこなしにも対応するとしている。
利用例としては、作業現場に適用し、現場保守や修理業務の効率化・平準化、作業品質の向上を図ったり、各種センサーデータなどを用いて装置の状態を識別し、障害や品質低下を防止したり、車載カメラシステムなどによるデータをリアルタイムで分析しドライバーの運転を支援したり、といったケースが考えられるとした。
