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アステリア、生成AIアダプターなどを追加した「ASTERIA Warp」シリーズの最新版を提供

 アステリア株式会社は18日、企業データ連携(EAI/ESB)製品「ASTERIA Warp(以下、Warp)」シリーズの最新バージョンを提供開始した。

 新バージョンでは「生成AIアダプター」の提供を開始し、企業内のデータをAzure OpenAI Service、Claude、Gemini、ChatGPT、Bedrockといった生成AIサービスと連携できるようになった。

 また、REST APIの標準的なインターフェイス記述仕様である「OpenAPI Specification(旧Swagger)」にも対応した。従来は仕様書を見ながら手作業で設定していたリクエストやレスポンス定義などの項目が自動で反映されるようになり、連携の設定作業を大幅に簡略化する。これにより、約4割の工数削減や手作業によるミスの低減を実現でき、利用者はより高度なデータ活用設計に注力できるとしている。

 さらに、現場で利用頻度の高いGoogleスプレッドシートとの連携を強化した。ExcelアダプターにGoogleスプレッドシートとの連携機能を追加し、SQL記述不要で直感的な操作を可能にした。

 9月に提供を開始したエンタープライズ向けノーコードアプリ開発プラットフォーム「Platio Canvas」のアダプターも提供し、モバイルアプリで入力された現場データを基幹システムやAIと連携できるようになった。

 アステリアでは、新バージョンにより、IT技術者だけでなく現場のビジネスパーソンも先進のデータ活用に取り組みやすい環境を提供し、現場データの有効利用を促進していくとしている。