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インフォディオの「スマートOCR」、FUJIFILM IWproと連携 文書のデータ化から保管・検索までの一元管理を実現

 株式会社インフォディオは22日、自社のAI-OCR「スマートOCR」と、富士フイルムビジネスイノベーション株式会社の業務のDX・デジタル化を支援するクラウドサービス「FUJIFILM IWpro」を連携させた「スマートOCR for FUJIFILM IWpro」を、同日より提供開始すると発表した。

 「スマートOCR」は、非定型帳票や手書き文字も読み取り可能なAI-OCRソリューション。FAXでかすれた文字や手書き文字でも高精度に読み取れるほか、エリア指定で読み取り箇所を指定する従来のOCR製品とは違い、全文の中からキーワードを目印に読み取り項目を探し出す手法を採用しているため、さまざまな書式の文書に対応できる点も特徴という。

 一方の「FUJIFILM IWpro」は、文書の自動取り込み・仕分けからデータの共有・管理・出力まで、文書管理を軸にさまざまな機能を提供するクラウドサービスである。

 この両サービスを連携させた「スマートOCR for FUJIFILM IWpro」では、「FUJIFILM IWpro」を起点として対象の帳票を「スマートOCR」へアップロードし、AI-OCRで処理した文書を再び「FUJIFILM IWpro」に登録・保管できるという。

 具体的には、「FUJIFILM IWpro」から対象文書を添付・設定してAI-OCR処理を実行すると、「スマートOCR」が文字を読み取ってデータ化し、抽出されたCSVデータを属性に反映して「FUJIFILM IWpro」に登録するといった流れになる。AI-OCRで抽出された情報が属性として反映されるため、保管文書の検索にも役立つとのこと。

 インフォディオでは、この双方向の連携により、文書のAI-OCR・保管・検索を一元管理でき、FAX文書などを見ながらシステムに手作業で入力するといった二重の手間や入力ミスを削減できるほか、発注システムなどへの連携も実現できると、そのメリットを説明している。