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「SmartHR」と「FUJIFILM IWpro」がデータ連携、従業員情報入力の手間を解消

 株式会社SmartHRは22日、クラウド型人事労務ソフトウェア「SmartHR」と、富士フイルムビジネスイノベーション株式会社の業務DX・デジタル化を支援するクラウドサービス「FUJIFILM IWpro」とのシステム連携を開始したと発表した。なお連携基盤として、株式会社ストラテジットのSaaS連携ソリューション「JOINT iPaaS」を採用している。

 「SmartHR」は、雇用契約や入社手続き、年末調整などのさまざまな労務手続きをペーパーレス化し、データとして蓄積できるクラウド型の人事労務ソフトウェア。一方の「FUJIFILM IWpro」は、文書の自動取り込み・仕分けから、データ共有、管理、出力まで、業務デジタル化に必要な機能を集約したクラウドサービスである。

 今回のシステム連携により、「FUJIFILM IWpro」から「SmartHR」に対し、自動でデータを連携できるようになるため、これまでは手作業で行っていた「SmartHR」への従業員情報の登録・更新作業が自動化されるという。また、保険証や資格証、免許証をはじめとする従業員関連の文書や画像データを「SmartHR」上で一元管理できるようになるので、必要な情報の確認が迅速化されるとともに、内部統制や監査対応の負荷軽減にも貢献するとしている。

 連携パターンとしては2通りが用意されている。

 1つ目は、「FUJIFILM IWpro」に保存された画像を、変換することなくそのまま画像データとして「SmartHR」へ登録する方法。従業員にひも付く書類等の原本画像を一元管理することで、社内の確認業務や証跡管理の効率化に寄与するとした。

 もう1つは、「FUJIFILM IWpro」に登録された画像からOCRでテキストを抽出し、「SmartHR」の従業員データと自動的にひも付けて登録する方法。これにより、カードや紙帳票などのアナログデータをデジタル化し、正確かつ効率的な人事情報の反映を実現するとのこと。