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NHN テコラス、「C-Chorus」でBigQueryへの移行支援サービスを提供

 NHN テコラス株式会社は23日、クラウド活用総合支援サービス「C-Chorus(シーコーラス)」において、Google Cloudのデータウェアハウス(DWH)サービス「BigQuery」への移行支援サービスを提供開始したと発表した。

 「C-Chorus」は、Amazon Web Services(AWS)やGoogle Cloudといったクラウドサービスの活用を支援するサービス。今回はそのサービスメニューに、BigQueryへの移行支援サービスを追加した。

 この移行支援サービスでは、移行プロジェクトを1)評価・診断、2)設計・構築、3)移行、4)運用保守――の4フェーズに分け、企業の状況やニーズに応じた最適な支援を提供する点が特長という。

 1)では、現状のデータ分析基盤におけるシステム構成、データ量、クエリ特性、ライセンス状況、運用コストなどを分析し、BigQueryへ移行する上での課題抽出とリスク評価を実施。PoC支援を通じて移行効果を具体的に示した上で、プロジェクト全体のロードマップを策定し、工数や費用の見積もりを提示する。

 次の2)では、BigQueryの特性に沿ったスキーマ設計、Dataflowなどを活用したETL/ELTデータパイプラインの構築などを行うとともに、既存のSQLやストアドプロシージャもBigQueryの標準SQLへ最適化するとした。

 また3)では、Storage Transfer Service、BigQuery Data Transfer Serviceといった手法を検討した上で、業務への影響を最小限に抑えつつ、データを安全かつ確実にBigQueryへと移行する。なお移行中および移行後には、データの整合性検証やパフォーマンステストの支援も行うとのこと。

 そして4)では、24時間365日の監視・障害対応体制により、データ分析基盤移行後のシステムの安定稼働をサポートする。さらに、BigQueryの利用状況をモニタリングし、継続的なクエリのパフォーマンスチューニングやスロット予約の活用といったコスト最適化も支援するとしている。