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フォーティネット、CNAPP製品「Lacework FortiCNAPP」のアップデートを発表

 米Fortinet(以下、フォーティネット)は現地時間6月17日、クラウドネイティブアプリケーション保護プラットフォーム(CNAPP)製品「Lacework FortiCNAPP」のアップデートを発表した。

 アップデートでは、AWS CloudTrailのアラート遅延を24時間から15分未満に短縮することで、認証情報の侵害やAPIの異常な動作などの重大な活動をほぼリアルタイムで検知できるようになった。Explorer(セキュリティグラフ)は、攻撃経路や資産間の関係性を視覚的かつ対話的に表示し、インターネットに公開された脆弱性などのリスクを容易に特定して調査できる。

 Windowsエージェントレススキャン機能では、あらゆるクラウド上のWindowsワークロードを対象としたスキャンをサポートし、ソフトウェアを導入することなく脆弱性やシークレットを特定する。これにより、オーバーヘッドを最小限に抑えつつ、可視性を高めてコンプライアンスを強化する。フリート管理機能では、大規模環境全体でエージェントのインベントリ、状態、展開状況を詳細に可視化し、保護範囲を監視しながらクラウドセキュリティの最適化を支援する。

 さらに、WebアプリケーションとAPI向けのクラウドサービスを拡大し、AIを活用した既存のゼロデイ脅威検知/分析/修復に加えて、DAST(動的アプリケーションセキュリティテスト)、CDN、SOCaaS(SOC-as-a-Service)を含む新しいサービスバンドルを導入した。

 また、AWS Marketplaceで、FortiAppSec Cloudサービス、FortiMail Workspace Security、FortiNDR Cloud、FortiSIEM、フォーティネットのインシデントレスポンスサービスを提供開始したことを併せて発表した。