リコー、RICOH Chatbot Serviceの運用業務を効率化する有償オプションを提供

　株式会社リコーは14日、AI活用型チャットボットサービス「RICOH Chatbot Service」において、チャットボットの運用業務を効率化する有償オプション「Q＆A改善提案」を提供開始したと発表した。

　RICOH Chatbot Serviceは、総務や経理、人事、IT部門といったバックオフィスにおける社内からの問い合わせ対応や、販売サポートにおける顧客対応など、多様な問い合わせ業務の効率化を支援するAIチャットボット。

　こうしたチャットボットの運用においては、回答精度を高めるために日々Q＆A集のメンテナンス作業が必要となるが、今回発表したQ＆A改善提案は、こうしたQ＆A集のメンテナンス作業効率化を支援する有償のオプションサービスとなる。

　リコーが独自開発したAIがQ＆A集の修正箇所を見つけ、精度の高い具体的な改善案を、優先順位をつけて提案してくれるため、Q＆A集のメンテナンス作業の効率化を実現する点が特長だ。

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1件1件、改善方法を提案してくれる

　リコーによれば、チャットボットにユーザーが入力する文章（質問）は、自然言語処理において一般に対象とされる文章よりも短くなる特徴があり、一般的なアルゴリズムでは高い精度の回答を出すことが難しいという。そこで、同社がこれまで培ってきたQ＆A改善提案業務のノウハウと、チャットボットに入力されるデータの特長を生かした独自のアルゴリズムを採用し、短文でも精度の高い改善案を提案できるAIを開発。今回のオプションに採用したとのこと。

　また、開発段階において複数の利用者の協力を受け、サービスを実際に利用してもらうことで、提案の精度に磨き込みをかけたとしている。

　価格（税別）は、月額3万円、もしくは年額36万円。なおRICOH Chatbot Serviceの特設サイトでは、無料試用版を利用して、「Q＆A改善提案」の仕様を確認できる。