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和歌山市の福祉施設「ソーラス」、バッファローの法人向けアクセスポイントで無線LANインフラを整備

リコージャパンの「ITKeeper無線LANパック」を採用

 株式会社バッファローは9日、社会福祉法人 福美会が、法人向け無線LANアクセスポイント「WAPM-1266R」を採用し、同会が運営する和歌山市の施設「ソーラス」に導入したと発表した。

 福美会では2023年12月に、運営施設「ソーラス」の増床工事を実施し、新たに有料老人ホーム事業を開始したが、職員の負担を抑えつつ、利用者が安心して過ごせる施設にするため、ユニティーネットワークの見守りカメラ・無線ナースコールシステム「あんしんの絆」と、スマートフォンを用いた内線システムを運用できる、日立情報通信エンジニアリングのビジネスホン「integral X」を導入することとした。

 そして、これらのシステムを運用するためのインフラとして、リコージャパンの「ITKeeper無線LANパック」で施設内の無線LAN環境を整備したが、そこで利用されるアクセスポイントにWAPM-1266Rが選定された。この選定にあたっては、介護施設への導入実績が豊富な点や、有料老人ホーム事業における無線LANの用途、端末の接続台数などが加味されたとのこと。なお、アクセスポイントは居室前の廊下を中心に設置され、1台あたり3~4部屋の通信をカバーできるように設計されている。

 現在は、「あんしんの絆」の導入とスマートフォンの内線化により、職員1人でも無理なく夜間の見守りができる体制が実現されているとのことで、利用者からナースコールがあった際には、見守りカメラの映像がスマートフォンに表示され、離れた場所にいても、映像と音声の会話で訪室の要否をその場で判断可能。カメラ映像は就寝状況の確認にも活用でき、無駄な訪室も不要になったとした。

 また、内線化したスマートフォンは基本的に1人1台を所持しており、旧来のシステムで問題だった通話中の切断がなくなり、スムーズな連絡・情報共有を行えているという。

WAPM-1266R