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リコージャパンとバッファロー、文教市場向けの無線LANソリューションをワンストップで提供

現地調査から導入、保守、運用・管理までを一括して提供可能

 リコージャパン株式会社と株式会社バッファローは15日、文教市場向けの無線LAN整備事業で協業すると発表した。6月初旬に、バッファローの法人向け無線LANアクセスポイントをリコージャパンの「ITKeeper 無線LANパック」の対象機器へ加え、リコージャパンがワンストップで提供できるようにする。

 文教市場では現在、より多くの児童・生徒がICTを活用した学習活動が行えるように、低価格機器の調達が課題として提起されているほか、デジタル授業を見据えた安定した通信や、障害時の対応などがスムーズに行える安心できる環境の構築が求められているという。

 こうした背景を受けリコージャパンとバッファローは、両社の製品・サービスを組み合わせ、安全かつ快適な無線LAN環境の整備を低コストで実現できる体制を整えたという。

 今回提供するソリューションでは、無線LAN環境の整備に向けた現地調査から導入作業、5年間の訪問保守までをパッケージ化してワンストップで提供可能。電波状況を「見える化」し、スピーディかつ安定した無線LAN環境を提供するために、設置環境を調査して最適なプランを提案するほか、構築後にパフォーマンス測定を実施し、測定結果を報告する。

 さらにオプションでは、複数のアクセスポイントを遠隔でモニタリングし一括管理する監視・運用代行サービスも選択可能にしており、IT管理者が不在の学校でも安心して無線LANを利用できるように支援するとした。

 価格は、導入環境や要望に応じた個別見積もりだが、例として、アクセスポイント20台での現地調査から導入・保守(5年間)で、103万円(税別)から。別途、アクセスポイントや取り付け工事の費用などが必要となる。

 なお両社は、5月16日~18日に東京ビッグサイトで開催される「教育ITソリューションEXPO」へそれぞれ出展し、このサービスについて紹介するとのことだ。