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グローバル企業向けクラウドERP「multibook」、新リース会計基準対応機能を強化
28種類のリース契約パターンに対応した仕訳の自動作成機能を搭載
2025年6月25日 08:30
株式会社マルチブックは24日、クラウドERP「multibook」の新リース会計基準対応機能をアップデートしたと発表した。28種類のリース契約パターンに対応した仕訳の自動作成機能を搭載したほか、リース契約の登録からレポート出力までのプロセスを最大限自動化できるようにしており、複雑なリース取引の処理の効率化を支援するとしている。
multibookは、海外拠点管理に適したクラウド型会計・ERPサービスで、12言語・複数帳簿・多通貨に対応するほか、各国の税務、商習慣にも適合可能。コアERPとサブERPを組み合わせて利用する2層ERPを実現でき、海外事業の現状把握を的確に行えるという。
このmultibookでは、2020年よりIFRS第16号に対応したリース資産管理機能を提供しており、多くのグローバル企業で活用されているというが、そうした中で培ってきた知見と実績を生かして、日本の新リース会計基準に対応する機能の開発・リリースを決定。2025年4月より、対応機能の提供を開始していた。
さらに今回のアップデートでは、28種類のリース契約パターンに対応した仕訳の自動作成機能が追加されたほか、UI・自動化ロジックの大幅な見直しによる、リース契約登録業務の自動化・効率化を実現。また、リース契約開始から条件変更後まで、一気通貫でリース契約・残高・償却情報を表示する償還票機能の追加も行われた。
なおmultibookは、リース資産管理機能のみを単体で導入できるため、企業が利用中の会計システムとの仕訳連携にも対応するとのことだ。