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グローバル企業向けクラウドERP「multibook」、大規模データへの対応機能を提供

月間数十万件の伝票量でも対応可能に

 株式会社マルチブックは28日、グローバル企業向けクラウドERP「multibook」を強化し、エンタープライズ企業での利用にも対応できる、大量データ対応機能を提供開始したと発表した。

 multibookは、海外拠点管理に適したクラウド型会計・ERPサービスで、12言語、複数帳簿、多通貨に対応するほか、各国の税務、商習慣にも対応。コアERPとサブERPを組み合わせて利用する2層ERPを実現可能にしており、海外事業の現状を把握できるとした。

 このmultibookでは従来、中小規模拠点での利用を主なターゲットとして、リアルタイム処理をコンセプトに、オンライン実行ですべての処理を行っていたが、エンタープライズを中心に、中規模クラス以上の拠点での契約・利用が増えたことから、月間、数万~数十万件のトランザクション量での処理が求められるようになってきたという。

 そこで今回は、大型ERPで実装されているバックグラウンド処理をはじめとした各種大量データ対応機能を正式にリリースした。これにより、大量データであっても、利用はストレスなく、伝票取り込みや各種レポートの作成、データ出力を行えるほか、システムの安定稼働にも効果があるとのこと。