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商品データ整備クラウド「Lazuli PDP」、データクレンジングやキーワード生成などをノーコードで行える新機能

 Lazuli株式会社は15日、商品データ整備ソリューション「Lazuli PDP(Product Data Platform)」において、データクレンジングやキーワード生成などの処理をノーコードで行える新機能「Wizard(ウィザード)」を提供開始したと発表した。

 「Lazuli PDP」は、複数のデータベースに点在していた商品情報を統合し、ビジネスで活用するためのクラウドサービス。データの連携に必要な商品説明文やメタタグ、ハッシュタグといったプロダクトデータを生成し、各連携ツールに合わせたフォーマット変換を自動で行ってくれるという。

 今回は、1)データクレンジング(Data Cleansing)、2)キーワード生成(Keyword Generation)、3)商品説明文生成(Description Generation)――といった処理をノーコードで実装できる「Wizard」機能を提供開始した。

 このうち1)は、データの整合性・効率性を向上させるためにデータを整理するプロセスで、特殊文字の削除や半角全角文字の統一など、データのクレンジング処理を一括で行える。また、データクレンジング後の出力文字数を設定できるので、自社マスタのフォーマットに合わせたデータ生成を容易に実施できるとのこと。なお、生成AIを活用した機能も拡充されているとのことだ。

 2)は、テーブルに保存されているデータからキーワードを自動生成する機能。ユーザー独自で持つデータやLazuli保有のデータベースにある商品データを用いて、キーワードの自動生成を行える。これにより、口コミデータの分析やSEO対策に役立つ検索キーワードの登録など、さまざまなキーワード生成・整備に関連した作業の効率化、精度向上に役立つとした。

 最後の3)は、ユーザー独自で持っているデータやLazuliが保持している商品データを用いて、商品のキャッチコピーと説明文を自動生成する機能。商品を掲載するうえで、商品説明文は商品の魅力を伝えるためには重要な項目であるが、手間なく説明文を生成できるため、生産性の向上につながるとのこと。

 また今回は、画像管理機能「Media Asset」や、「Wizard」で処理するデータの活用を促進するために、「Lazuli PDP」のデータに、ユーザーの独自環境からプログラムコードを用いて直接アクセスできる「Public API」も提供される。

 「Media Asset」は、すべての画像ファイルを1カ所で効率的かつ統合的に管理できる機能で、ドラッグ&ドロップでの直感的なアップロードや即時プレビュー表示に加え、AI搭載の画像認識技術により、「赤い商品」「笑顔の人物」などの自然言語で検索を行える。

 一方の「Public API」では、ユーザー独自のシステムやアプリケーションと「Lazuli PDP」の連携が可能になり、例えば、顧客のWebアプリケーション、社内システム、BIツールなどから、APIを通じて「Lazuli PDP」内のデータを取得したり、更新したりすることが可能になるとした。