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テックタッチ、企業内データ分析から示唆を導き出すデータ戦略AIエージェント「AI Central Voice」を提供

 テックタッチ株式会社は24日、データ戦略AIエージェント「AI Central Voice」を提供開始したと発表した。価格は個別見積もり。

 AI Central Voiceは、企業内の顧客の声や従業員のフィードバック、営業日報などの定性情報をAIで分析・活用するサービス。データ分析・戦略活用に特化することでAIの精度を高め、業務改善に役立つ具体的な示唆を提供し、意思決定をサポートする。

 ビジネスインサイト創出に特化したAIエージェントとして、汎用AIとは異なり、企業内に散在する膨大な非構造化データを価値ある情報に変換するための、30種類以上の独自前処理モジュールを開発。顧客の声や従業員のフィードバック、営業日報などのテキストデータを高精度に整理・分析し、意思決定に直結する具体的な示唆を導き出す。業界特化の学習モデルと多段階にわたる最適化により、従来のAIでは困難だった分析精度と実用性の両立を実現した。

 テックタッチは、大企業向けのカスタマーサクセス体制を強みとしており、顧客の業務を深く理解した上で、AIを前提とした業務設計を支援すると説明。AIがデータを自動で整理・分析することで、経営戦略や業務改善の迅速な意思決定をサポートし、企業の生産性向上や新たな付加価値創造に貢献するとしている。

 データの収集・構造化機能により、顧客の声や従業員のフィードバック、日報データなどのテキストデータを自動で整理・分類する。さらに、AIによる示唆抽出機能として、重要なインサイトや洞察をリアルタイムで提供する。

 異なる部署のデータを一元管理し、検索・共有が可能。オーダーメイドのAIナレッジデータベースにより、企業ごとに最適化された知見を蓄積する。さらに、ナレッジDB連携AIチャットとして、組織知見を活用し、AIが示唆を提示するチャットを提供する(2025年リリース予定)。

 サービスは既に、TENTIAL、あいおいニッセイ同和損保、オープンハウス・アーキテクト、日本空港ビルデングなど大手企業が採用しており、AI活用の新たな選択肢として注目されるとしている。