テクマトリックス、LLM連携などを拡張したC#/VB.NET対応静的解析・動的解析ツール「dotTEST 2024.2」を提供

　テクマトリックス株式会社は27日、米Parasoftが開発したC#/VB.NET対応静的解析・動的解析ツールの最新版「dotTEST 2024.2」を販売開始した。

　dotTESTは、.NETアプリケーションの開発とテスト工数の削減をサポートする、C#言語/VB.NET言語に対応した静的解析・動的解析ツール。

　今回のバージョンアップでは、dotTESTの静的解析に既に搭載されているOpenAIやAzure OpenAIとの連携機能に加えて、OpenAI REST APIと互換性のあるチャットコンプリーションエンドポイントを持つ、任意の大規模言語モデル（LLM）プロバイダーのサポートが追加された。

LLMとの連携イメージ

　差分エディター機能では、AIが推奨する修正内容をその場で確認して、直接コードを修正することが可能になった。Visual Studio Codeプラグインでは、GitHub Copilot Chatとの連携が追加され、Visual Studio Code上でも実際のコードに対して、なぜ違反が検出されたのか、コードのどの部分が問題であるのかについての具体的な解説を確認できるようになった。

　セキュリティ関連ルールにおいては、共通脆弱性タイプ一覧CWE（Common Weakness Enumeration）のver.4.15に対応した静的解析が可能になった。専用のダッシュボードとウィジェットを利用して、静的解析の結果をPCI DSSやOWASP、CWEなどの基準のリスクスコアリングにマッピングすることで、各基準にのっとった順守サマリーレポートや逸脱のレポートをいつでも確認できるようになった。