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双日テックイノベーション、Web-ERP「GRANDIT」をベースとした商社向けクラウドERPを提供

 双日テックイノベーション株式会社(以下、STech I 旧社名:日商エレクトロニクス)は、Web-ERPパッケージ「GRANDIT」をベースとした商社向けERP「Natic Trade Master with GRANDIT」のクラウド版として、「Natic Trade Master Cloud with GRANDIT」を4月1日より販売開始すると発表した。

 Natic Trade Master with GRANDITは、Web-ERPパッケージのGRANDITに、商社の業務要件ならびに業界ごとの業務要件に対応した機能を実装したテンプレート。丸紅株式会社への導入実績をはじめ、数々の商社への導入ノウハウを生かしてSTech Iが開発したもので、これを利用すると、商社は、個別開発を行うことなく、商社業務に最適化された標準機能を低コストかつ短期間で導入できるという。

 2024年6月に発表された同テンプレートは、多くの商社から関心が寄せられているというが、導入期間の短縮や初期費用の削減が可能なクラウドERPへのニーズが高まっていることを受け、GRANDIT株式会社の協力のもと、クラウドERP「GRANDIT miraimil」の技術を活用した商社向けクラウドERPとして、「Natic Trade Master Cloud with GRANDIT」を製品化した。

 クラウド型であるため、自社でのインフラ整備が不要となり、システム導入にかかる期間を短縮するとともに、初期費用および運用費用の削減を実現。インターネット接続とWebブラウザを搭載したPCがあれば、場所を問わずアクセスが可能となっている。また、外部システムとのシームレスなデータ連携や業務自動化を実現できるので、業務効率化を図れる点も特徴とのこと。

 なお、従来のオンプレミス版Natic Trade Master with GRANDITは大規模ユーザーにも対応可能だが、クラウド版であるNatic Trade Master Cloud with GRANDITは、300ユーザー程度までの規模を想定、また、アドオンやカスタマイズにも対応しないなど、一部機能が制限されている。

 参考価格は、20ユーザー規模で月額100万円から。契約は年間契約となる。