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Salesforce、マーケティング部門向けAIエージェント「Agentforce for Marketing」を国内提供

 株式会社セールスフォース・ジャパン(以下、Salesforce)は25日、自律型AIエージェントでマーケティング担当者の生産性向上を実現する「Agentforce for Marketing」を日本市場で提供開始した。

 Agentforce for Marketingは、企業向けのデジタル労働プラットフォーム「Agentforce」のマーケティング部門向けAIエージェント。一元管理されたデータをもとに、エンドツーエンドのキャンペーン作成を支援し、マーケティング担当者の業務の負担を削減する。

 生成AIと予測AIを統合した信頼性の高いAIエージェントが、ビジネス目標に基づいてキャンペーンを分析、生成、パーソナライズし、最適化する。さらに、事前に作成されたAIエージェントスキルのライブラリにより、キャンペーン作成からパーソナライズ、広告最適化、ロイヤルティプログラム管理までを自動化して、マーケティング担当者の時間を節約し、生産性を向上させるために必要なすべてのプロセスをサポートする。

 Agentforce for Marketingで利用可能な機能のうち「Campaign Creation」は、マーケティング担当者が設定したキャンペーン目標とブランドガイドラインに基づき、キャンペーンの作成を支援する。これには、ガイドライン作成、ターゲットオーディエンスの特定、セグメント作成、Emailやランディングページの初稿作成、Salesforce Flowでのカスタマージャーニー構築が含まれる。その後、キャンペーンのパフォーマンスを継続的に分析し、KPIに基づいて最適化の提案を行う。

 Campaign Creationは、Marketing Cloud Growth EditionまたはMarketing Cloud Advanced Editionで利用可能。価格は1つの会話につき240円から。

 「Personalization Decisioning」は、顧客のプロフィールに基づき、それぞれに最適なコンテンツ、製品、オファーを自動的に提供することで、マーケティング担当者が1対1のパーソナライズを大規模に展開できるよう支援する。

 Personalization Decisioningは、Salesforce Personalizationを利用する顧客が利用できる。価格は1つの会話につき240円から。

 「Paid Media Optimization」は、パフォーマンスの低い広告を自動的に特定して一時停止し、最適化の提案を行う。また、自動作成された目標に基づいて指標を調整することで、マーケティング担当者がより効果的にペイドメディアを最適化できるよう支援する。

 Paid Media Optimizationは、Marketing Intelligenceを利用する顧客が利用できる。価格は1つの会話につき240円から。

 また、今後日本での提供を予定する機能のうち、「Loyalty Program Management」は、ロイヤルティプロモーションの作成や更新、顧客のロイヤルティステータスに応じたパーソナライズされたメールの作成などを自動化することで、マーケティング担当者の生産性を向上させる。

 Loyalty Program Managementは、Loyalty Managementを利用する顧客が利用できる。価格は1つの会話につき240円から。