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クラウドリスク評価サービス「Assured」、クラウドサービス事業者向けに有償サポートを提供開始
事業者側におけるセキュリティチェックの対応コスト削減を支援
2025年2月14日 08:00
Visionalグループの株式会社アシュアードは13日、セキュリティ評価プラットフォーム「Assured(アシュアード)」において、有償サポートを提供開始すると発表した。これにより、クラウドサービス事業者向けの支援を強化するという。
Assuredは、SaaS/ASPなどのクラウドサービスにおけるセキュリティリスク(安全性)の第三者評価情報をデータベースに集約・提供するサービス。これまでは主として、利用企業向けに、クラウドサービスの安全な利用を促進するための機能を提供しており、従来は膨大な手間とコストを要していた、クラウドサービスのセキュリティチェック業務の効率化を支援してきたという。
その一方で、今回は、サービスを提供するクラウドサービス事業者向けが、Assuredを活用してセキュリティ対策を強化し、利用企業からの信頼をスムーズに得られる環境作りを支援するため、有償サポートの提供を開始するとのことで、第1弾としては、「共有レポート」「AI回答サポート」の両機能を提供開始する。
このうち共有レポートは、「Assured」に登録済みのセキュリティ情報を活用し、「Assured」経由以外の利用企業に対しても、簡易レポートを共有できる機能。一方のAI回答サポートは、Excelなど、利用企業独自の調査フォーマットで回答を依頼された際に、AIが回答作成をサポートするもの。回答の根拠(参照情報)として「Assured」に登録済みのセキュリティ情報や回答ナレッジを利用する。
こうした機能を利用することにより、事業者側でのセキュリティチェックの対応コストを削減し、網羅性の高いセキュリティ情報を速やかに提供可能になるとした。また今後は、クラウドサービス事業者が自社のセキュリティ対策状況を管理し、対策を強化できるサービスなどの提供も予定している。