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クラウドリスク評価サービス「Assured」、公開情報を自動解析してスコアリングする「ウェブ評価機能」を提供

 ビジョナル・インキュベーション株式会社は、クラウドリスク評価サービス「Assured(アシュアード)」において、クラウドサービスのセキュリティリスクを自動解析し、スコアリングする新機能「ウェブ評価機能」を提供開始すると発表した。

 Assuredは、クラウドサービスのセキュリティリスク評価情報を集約したデータベース。評価結果をデータベース上に一元化し提供するため、従来は膨大な手間とコストを要していたセキュリティチェック業務が効率化され、持続的なクラウドサービス管理体制を構築できるという。

 従来は、Assured独自のセキュリティチェック項目に対し、クラウド事業者が回答した内容を、セキュリティの専門資格を有するリスク評価チームが評価した情報をデータベース化してきたが、今回は、クラウドサービスの公開情報を自動解析してセキュリティ対策状況を推定し、スコアリングする「ウェブ評価機能」を提供する。

 クラウド事業者の申告を基に調査した評価結果と、システムが公開情報を自動解析した客観的な評価結果をあわせて利用することによって、より網羅的で高精度なリスク評価が可能となる点がメリット。また、セキュリティチェックの回答対応を行っていない一部のクラウドサービスにおいてもリスク評価が可能になるとしている。

 さらに、該当のクラウドサービスがアップデートされるごとに、随時、Assured上のセキュリティ情報が自動更新されるので、常に最新のセキュリティ対策状況を把握できるとのこと。

 なお、クラウドサービスは100点満点で評価され、5つのカテゴリ(アプリケーション/ネットワーク/ドメイン/通信経路/メール)ごとに詳細項目の確認が可能。アプリケーションのセキュリティ対策状況、不正アクセスの原因となりうる公開サーバーの有無、乗っ取られる可能性のあるドメインの有無、メールのなりすまし対策状況などを検知するとしている。

 なお、「ウェブ評価機能」はAssuredの「データベースプラン」または「スタンダードプラン」以上の利用企業に提供され、追加費用なく利用できる。