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富士フイルムデジタルソリューションズがPBCを買収、Dynamics 365の販売・導入支援事業を強化
2025年1月7日 15:35
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社は7日、100%子会社の富士フイルムデジタルソリューションズ株式会社が、Microsoft Dynamics 365の導入コンサルティングサービスなどを展開する、株式会社パシフィックビジネスコンサルティング(以下、PBC)を買収すると発表した。富士フイルムデジタルソリューションズは、PBCの親会社である株式会社オプテージから、同社が保有するPBCの発行済全株式を取得する。
PBCは、2001年に国内でいち早くDynamics関連ソリューションの導入コンサルティングを開始したほか、「Microsoft Japan Partner of the year」を2022年から3年連続で受賞するなど、国内でのMicrosoft Dynamics 365の導入支援においてさまざまな実績を持ち、それを支える専門性の高いIT人材を保有しているという。
さらに、グローバル展開する日系企業や外資系企業の日本法人向けの基幹システム導入プロジェクト支援にも強みを持ち、これまで30カ国以上の国・地域で、460拠点を超える導入実績を有しているとのこと。
一方、富士フイルムデジタルソリューションズも、Microsoft Dynamics 365を主力とした基幹システムの販売・導入支援事業を国内で展開するとともに、豪州地域におけるFUJIFILM MicroChannel Servicesの発足を足掛かりに、同事業におけるグローバル展開を本格化しており、現在、オセアニア地域の中堅・中小向け市場でトップクラスのシェアを持つという。
同社は今回、そうした基幹システムの販売・導入支援に関する事業を強化するため、PBCを買収。国内でMicrosoft Dynamics 365の提供を行う事業者の中で、トップクラスの販売・導入支援体制を整えるとした。
また、富士フイルムデジタルソリューションズが得意としている、中堅企業向けサービス「Microsoft Dynamics 365 Finance」「同 Supply Chain Management」および「同 Customer Engagement」に加え、PBCが得意とする中小企業向けサービス「Microsoft Dynamics 365 Business Central」の提供が可能となることから、全国の中小企業、また支社や子会社を複数持つ大手企業などに対しての最適な提案を行えるようになるとしている。
富士フイルムデジタルソリューションズでは今後、自社の顧客基盤を生かしてMicrosoft Dynamics 365関連事業を展開し、国内およびアジア太平洋地域の中堅・中小企業向けに、基幹業務起点でのDXを支援する考えだ。