富士フイルムビジネスイノベーション、Dynamics 365を主力とした基幹システム販売・導入支援サービスを展開開始

　富士フイルムビジネスイノベーション株式会社は4日、HOYA株式会社のIT子会社であるHOYAデジタルソリューションズ株式会社（以下、HDS社）の株式譲渡手続きを1月1日付けで完了したと発表した。HDS社は同日から、「富士フイルムデジタルソリューションズ株式会社」として事業活動を開始している。

　HDS社はHOYAの情報システムの構築・運用を長年にわたって手がける一方で、サービス・ソリューションの提供にも注力しており、2010年以来は、Microsoft Dynamics 365の販売・導入支援を主力事業に位置付けて事業を展開してきた。

　富士フイルムビジネスイノベーションは2021年11月18日、そのHDS社の買収と、Dynamics 365を主力とした基幹システムの販売／導入支援ビジネスに参入することを発表しており、このたび、正式に事業を開始したものだ。

　新たに事業活動を開始した富士フイルムデジタルソリューションズでは、従来、HDS社が国内外で手掛けてきたDynamics 365をはじめとするERPや、AI／IoTなどを活用した業務改革支援の事業を継続するとともに、富士フイルムビジネスイノベーションが保有する業務効率化のソリューション、ノウハウを組み合わせることにより、顧客企業のDX（デジタルトランスフォーメーション）推進を支援するとしている。

　なお富士フイルムビジネスイノベーションは、今回参入した基幹システムの販売／導入支援ビジネスを、今後、複合機事業に次ぐ中核事業に成長させたい考えだ。