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セキュリティ運用ソフト「LogStare」、Google Workspaceに特化したログ分析テンプレートを提供

 株式会社LogStareは13日、セキュリティ運用プラットフォーム「LogStare」において、Google Workspaceに特化したログ分析テンプレートを提供開始したと発表した。Googleアカウントの不正利用や、Googleドライブでの誤ったファイル公開設定による情報流出の抑止などが可能になるという。

Google Workspaceの利用状況やセキュリティリスクを可視化する各種ログレポートを提供

 「LogStare」は、LogStareが独自開発している純国産のSaaS型ログ分析・セキュリティ運用プラットフォーム。クラウドからオンプレミスまでのさまざまなIT製品を対象に、企業内で発生するログや監視データの一元管理を行え、日々のネットワーク監視、インシデント発生時の原因分析、AIによる将来予測を一気通貫で実現するという。

 この「LogStare」では、これまでにもMicrosoft 365、Box、Amazon Web Services(AWS)などの主要なクラウドサービスのログ分析に対応し、マルチクラウドのログを統合管理することで、企業のIT運用業務の効率化を支援してきたというが、今回はGoogle Workspaceのログ分析に対応。メールアドレスの流出による不正アクセスの予兆や、ファイル公開設定の誤りによる情報流出のリスクを、Google Workspace単体は、もちろん複数のクラウドサービスを横断して発見できるとした。

Googleドライブにアップロードされたファイルを可視化したレポート。ファイルの公開範囲や、誰がアクセスしたかなどを分析でき、情報流出のリスク低減を図れるという
同じユーザーが10回以上ログインに失敗した場合のアラート。LogStareの画面上での確認や、メール通知に対応する

 なお同社は、正式提供開始に先行し、Google WorkspaceとMicrosoft 365を併用する私立大学に10月末より案内していたが、複数のクラウドサービスを横断して管理できることや、アラート通知をLogStareに一本化できることなどが好評を得たとのこと。