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オプティム、医師・看護師の文章作成業務を生成AIで支援する「OPTiM AI ホスピタル」

 株式会社オプティムは7日、師・看護師の文章作成業務をAIが支援する、オンプレミス大規模言語モデル(LLM)を搭載したサービス「OPTiM AI ホスピタル」を、2025年1月に販売開始すると発表した。

 OPTiM AI ホスピタルは、電子カルテシステムなどと連携し、医師向けには診療情報提供書やカルテの作成支援、看護師向けには入退院時看護サマリーの作成支援などの機能を提供するサービス。外部インターネットへの接続を一切必要としないオンプレミス環境で高セキュリティを確保し、医療現場でも安全に生成AIを利用できる。

 医師向けの診療情報提供書の作成支援では、電子カルテのデータを活用し、診療情報提供書(紹介状)の下書きを自動で生成する。これにより、医師の業務を軽減し、患者の診療に集中できる環境を提供する。

 また、医師向けのカルテの作成支援(2025年春~夏リリース予定)では、診療中の患者との会話データや電子カルテ情報を基に、カルテの下書き作成を自動化する。

 看護師向けの入退院時看護サマリーの作成支援では、入退院時に必要な看護サマリーの下書きを自動で生成する。電子カルテの情報を基に、患者ごとの詳細なサマリーを迅速に作成できる。

 サービスは、まず株式会社シーエスアイの電子カルテシステム「MI・RA・Is(ミライズ)」シリーズとの連携に対応。他社の電子カルテに対しても、順次対応を進めるととも、その他の院内システムとの接続も進めていく。国際標準規格HL7 FHIRに対応し、厚生労働省が推進する電子カルテ情報共有サービスへの対応についても予定する。

 OPTiM AI ホスピタルは、2024年4月から10月にかけて、社会医療法人祐愛会織田病院での臨床現場に導入された。これにより、退院時看護サマリー作成にかかる時間が54.2%削減され、業務効率化が確認されたという。特に、看護師が退院サマリーを作成する際の負担が大幅に軽減され、医療スタッフが患者の診療に専念できる時間を増やすことが可能になるとしている。