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オプティム、ハイブリッドAI構成を採用した病院向け生成AIサービス「OPTiM AI ホスピタル ver.3.0」

クラウドAIエンジンを活用した「カルテAIアシスタント」などの新機能を提供

 株式会社オプティムは23日、病院向け生成AIサービス「OPTiM AI ホスピタル」を「ver.3.0」へとアップデートすると発表した。

 OPTiM AI ホスピタルは、電子カルテシステムなどと連携し、医療現場の記録業務を劇的に効率化する病院特化型AIサービス。医師向けには診療情報提供書やカルテの作成支援、看護師向けには入退院時看護サマリーの作成支援などの機能を提供することで、病院経営の効率化と医療の質の向上を同時に支援するという。また、外部インターネットへの接続を一切必要としないオンプレミス環境で高いセキュリティを確保しているため、医療現場でも安全に生成AIを利用できる点も特徴とのこと。

 今回のアップデートでは、最新のクラウドAIエンジンを活用した「カルテAIアシスタント」「カルテAIサマリー」の両機能を新たに搭載し、従来のオンプレミス環境による強固なセキュリティと、クラウドによる高度な処理能力のハイブリッド環境を提供する。

 新機能のうち「カルテAIアシスタント」は、AIとの対話を通じて、電子カルテ内に蓄積されたデータから必要な情報を抽出したり、医療文書の下書き作成を支援したりできる機能。従来は手作業で行っていた情報探索や文書作成工程の効率化により、医療従事者の事務的負担の軽減を支援する。また、情報の整理をAIが補助することで、人為的なミスの低減をサポートし、医療の質および精度の向上を支援するとした。

 一方の「カルテAIサマリー」は、蓄積された電子カルテ情報を1クリックで要約し、下書きを作成する機能。要約後の微調整もチャット形式で直感的に行えるため、複雑なプロンプト(指示文)を考案する手間を抑え、利用者の習熟度に依存しない効率的なAI活用を支援する。これにより、作成される文書品質の均質化を図るとともに、医師による最終確認および修正業務の負担軽減を図れるとのこと。

 なおオプティムでは、クラウドサービスの利用にあたって、医療機関が最も懸念するセキュリティを確保するために、MDS(製造業者による医療情報セキュリティ開示書)およびSDS(サービス事業者による医療情報セキュリティ開示書)の提供、国内データセンターの利用、データの非保持と学習の禁止、厳格なアクセス制御の実施、有事の際における詳細な利用ログの提供といった、厳正な管理体制のもとでサービスを提供する点を強調している。