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エクイニクスとさくらインターネットが協業、さくらのGPU基盤をPlatform Equinixで展開

 エクイニクス・ジャパン株式会社(以下、エクイニクス)とさくらインターネット株式会社は1日、日本国内およびアジア地域におけるクラウドビジネスの拡大を目的とした戦略的パートナーシップを開始したと発表した。同パートナーシップは、さくらインターネットのクラウドサービスであるGPU基盤を、エクイニクスのPlatform Equinixで展開し、旺盛なAI需要をタイムリーにサポートするとともに、さくらインターネット初のアジア展開を支援することを目的とする。

 さくらインターネットは、2023年6月に経済産業省から民間で初の「クラウドプログラム」の供給確保計画に関する認定を受け、GPUを搭載した合計18.9EFLOPS(エクサフロップス)の大規模な生成AI向けクラウドサービスの提供に向けて整備を進めている。エクイニクスは、世界72都市に広がる264以上のIBXデータセンターを通じて、さまざまなエコシステムと相互接続サービスを提供し、企業のデジタルトランスフォーメーションを加速させている。

 さくらインターネットは、エクイニクスが提供する国内のIBXデータセンター、ネットワークおよびエコシステムを含むPlatform Equinixを活用し、クラウドサービスであるGPU基盤の強化を図るとともに、アジア地域における新たなビジネス展開に取り組むと説明。エクイニクスは、さくらインターネットの国内外でのサービス展開をタイムリーにサポートし、顧客に持続可能かつシームレスなインフラストラクチャおよびサービスを提供するとしている。

エクイニクス・ジャパン代表取締役社長の小川久仁子氏と、さくらインターネット代表取締役社長の田中邦裕氏